Project/Area Number |
20K10034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57050:Prosthodontics-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
森田 晃司 広島大学, 病院(歯), 助教 (30555149)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 伊佐雄 広島大学, 医系科学研究科(歯), 助教 (40346507)
津賀 一弘 広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (60217289)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 腸内細菌叢 / 咀嚼能力 / 短鎖脂肪酸 / 便通 / BMI / 口腔機能 / 要介護高齢者 / 要介護者 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、要介護者の咀嚼能力と腸内細菌叢に着目し、咀嚼能力の向上により腸内環境叢の種類や多様性が変化し短鎖脂肪酸が増加する影響について調査することで要介護者の肥満や便秘以外にも全身状態を改善させる可能性を明らかにすることを目的とする。客観的咀嚼試験による咀嚼能力をはじめとする各種口腔機能、シーケンサーによる腸内細菌叢の測定に加えて短鎖脂肪酸、免疫グロブリン、α―アミラーゼ活性、セロトニン、特異的IgE、経皮水分蒸散量やBMI・便秘・口臭を解析することで咀嚼能力と肥満や便秘など全身状態との関連を観察研究と介入研究から明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、要介護者の咀嚼能力と腸内細菌叢に着目し、咀嚼能力の向上により腸内環境叢の種類や多様性が変化し短鎖脂肪酸が増加する影響について調査することで要介護者の肥満や便秘以外にも全身状態を改善させる可能性を明らかにすることを目的とする。客観的咀嚼試験による咀嚼能力をはじめ咬合力、舌圧、舌運動、咬耗、握力、唾液分泌量の各種口腔機能、シーケンサーによる腸内細菌叢の測定に加えて短鎖脂肪酸やBMI、便通を解析することで咀嚼能力と肥満や便秘など全身状態との関連を観察研究と介入研究から明らかにすることである。当該年度は前年度同様予定していた被験者の代替として若年者(22-30歳、N=20)を被験者として咀嚼能力および糞便をはじめとする全身状態の違いをを調査した。初めに咀嚼能力は200mg/dLの以上と未満の者の2群に分け、腸内細菌叢、9種類の短鎖脂肪酸、BMI、便通の差異を調査した。その結果、BMI(p<0.01)および排便回数(p<0.01)に有意な差を認めた。加えて短鎖脂肪酸の中でもプロピオン酸(p=0.0927)が低く有意な傾向がみられた。一方、腸内細菌叢の分布に違いはあるものの特定の菌叢の多寡はなかった。しかしながら、腸内細菌の代謝に関係するヘキスロニドやヘキスロン酸を分解する代謝経路(p<0.05)やショ糖分解酵素(p<0.05)の活性に有意な差を認めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍の状況において被験者である介護老人保健施設に入所した要介護高齢者の測定は困難な状況であり、データの収集は遂行ができていない。当該年度は前年度同様予定していた被験者の代替として若年を被験者として糞便および咀嚼能力をはじめとする口腔機能を代替の実験として実施した。現在、追加のデータの収集と分析を行っており解析が終了次第、学会発表を予定している。
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Strategy for Future Research Activity |
被験者である介護老人保健施設に入所した要介護高齢者のデータ測定は未だ困難であり、実験の遂行ができていない。代替案として若年者を対象として実験を行い現在データ解析中である。今後は被験者数は減るものの高齢者において若年者と同様の手法で実験を行うこととする。
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