Project/Area Number |
20K10118
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 57060:Surgical dentistry-related
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
誉田 栄一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (30192321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 直樹 徳島大学, 病院, 講師 (10219272)
吉田 みどり 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 助教 (30243728)
細木 秀彦 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 准教授 (60199502)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | MRI / 金属アーティファクト / 脳動脈瘤コイル / 3元系合金 / 生体内非磁性合金 / 非磁性生体内金属 / MR撮影 / 脳動脈瘤用クリップ / 3元系合金 / 非磁性体合金 / 超高磁場 / 脳動脈瘤塞栓コイル |
Outline of Research at the Start |
MR機器は3Tが標準になっているが、7TのMR装置を導入する施設も増えてきている。超高磁場においては、生体内金属による画像の歪みが問題となり、それは磁場強度に比例して大きくなる。被ばくが社会的な問題となっているCTによる血管造影検査の代替手段に、MR検査がなるためには、診断上遜色のないMR画像を得ることができる非磁性生体内合金を開発することが重要となる。本研究では、合金開発とその合金で脳動脈瘤塞栓コイルのプロトタイプを作製することをめざす。
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Outline of Annual Research Achievements |
前年度では、従来のAu-Pt-Nb合金から、機械的特性の向上を試みるために、Nbを別の金属にかえたAu-Pt-Xの3元系の合金作製時のXの探索を行った。その結果、Xをαとしたときに(特許申請の関係でαとしておく)、従来、良好で会ったAu-Pt-Nb3元系合金のPtの組成率が5mol%としたときの、53mol%Au-5mol%-42mol%αが磁化率やMR画像上で支障がある金属アーティファクトが生じないことが示された。 今年度はこの結果を得て、機械的特性の評価と、許容できる組成の範囲の検討を行った。前年度の合金を基準として、Auの含有率を63mol%(グループ1)と58mol%(グループ2)の2種類のグループでPt、αの組成率をかえた合金作製を行った。 グループ1では、25mol%Pt-12mol%αと20mol%Pt-17mol%αの2種類、グループ2では、5mol%Pt-37mol%α、10mol%Pt-32mol%α、15mol%Pt-27mol%α、20mol%Pt-22mol%αの4種類を対象とした。これらの合金の磁化率は5.9から-14.1x10E-9の範囲となり、従来の研究から問題とならないような磁化率の範囲となった。 これらの7種類の合金の硬さを測定したところ、87から136HVとなった。MR撮影を行った結果では、3Tの機種によるspin echo系、gradient echo系でとくに問題となるような金属アーティファクトは出現しなかった。 これらの結果から、対象とした金属組成では、コイル作製が可能と考えられ、基準とした合金でコイルの作製を行い、血管を模擬したシリコンチューブ中に水流を流しながら、MR Angiographyを行った。その結果、コイル内を流れている水流が確認でき、脳動脈瘤コイルとして十分に臨床応用できる可能性が示唆された。
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