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肝内型マラリア原虫における寄生胞膜を介した生存戦略の解明

Research Project

Project/Area Number 20K22768
Research Category

Grant-in-Aid for Research Activity Start-up

Allocation TypeMulti-year Fund
Review Section 0803:Pathology, infection/immunology, and related fields
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

福本 隼平  長崎大学, 熱帯医学研究所, 特任研究員 (30882401)

Project Period (FY) 2020-09-11 – 2021-03-31
Project Status Discontinued (Fiscal Year 2020)
Budget Amount *help
¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2020: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Keywordsマラリア原虫 / 寄生胞膜 / BioID / TurboID / miniTurbo / ハイジャック機構 / 肝内期
Outline of Research at the Start

原虫と宿主細胞とのインターフェースである寄生胞膜(PVM)は、宿主細胞と原虫間でのせめぎ合いが生じる場であると考えられる。マラリア原虫の近縁種であるトキソプラズマのPVMには、宿主細胞の代謝産物を利用するハイジャック機構に関わる原虫由来のタンパクが輸送されている。このことから、肝内期マラリア原虫のPVMにも同様にハイジャック機構に関わるタンパクが輸送されている可能性が高いと考えられる。本研究では、肝内期マラリア原虫のPVMに輸送されるタンパクを網羅的に同定し、原虫の生存戦略上重要であるハイジャック機構に関わる分子基盤を解明する。

Outline of Annual Research Achievements

当初の計画では、ネズミマラリア原虫(P.berghei)でBioIDタグを付加したEXP1を過剰発現させて、原虫の寄生胞膜タンパク質を網羅的に同定する予定であった。しかし、BioIDと比較して短時間でビオチン化を行えるTurboID、miniTurboにタグを変更することにした。これにより経時的にタンパク間相互作用を調査することができる。感染の前期・中期・後期でPVMに局在するタンパクは変化すると考えられるため、TurboID、miniTurboを使用することによって、より詳細なPVMタンパクの全体像を捉えることができる。
またはじめに、肝内期原虫と比較して実験試料の調製が容易な、赤内期原虫(P.falciparum)を使用してビオチン化実験を行うこととした。これにより、ビオチン化実験に最適な実験条件を探索することが可能であり、肝内期原虫のビオチン化実験をより円滑に行うことができる。
一年目は、赤内期原虫(P.falciparum)のEXP1にminiTurboを付加した融合タンパク質をエピソーマルに過剰発現するプラスミドの構築を行った。また、過剰発現させた場合にタンパクによっては細胞毒性を示す可能性があるため、EXP1のC末端にminiTurboを付加したコンストラクトの作成も同時に開始した。これらのコンストラクトを使用して、先行研究で明らかになっているPVMタンパクを同定できるか確かめる予定である。また、EXP1の配列を他のタンパクコード配列に置換することで赤内期におけるタンパク間相互作用の新規研究ツールとして利用できる。

Report

(1 results)
  • 2020 Annual Research Report

URL: 

Published: 2020-09-29   Modified: 2021-12-27  

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