脳損傷後の神経修復を阻害する脳繊維化の発症機序の解明と治療薬の開発
Project/Area Number |
21791464
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
高柳 猛彦 Nagoya City University, 医学(系)研究科(研究院), その他 (50464574)
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Project Period (FY) |
2009 – 2011
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2011)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2011: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 水チャンネル / 頭部外傷 / 中枢神経 / アストロサイト / アクアポリン(AQP) / RNAi / 脳障害 |
Research Abstract |
(1)AQP4ノックダウンによるアストロサイト遊走阻害効果の確認 AQP4ノックダウン細胞と正常なアストロサイトを用いて、遊走能力を検討した。孔のあいた膜上に両アストロサイトを播種し、膜の反対側への遊走細胞数を検討した。アストロサイト遊走の誘発はラフィノースによる浸透圧差を作成することで行った。つまり、下の皿の培養液浸透圧を上の皿より高めることで、水の動きとともにアストロサイトが上の皿から下へ移動する。皿の下面に遊走してきた細胞を染色することにより測定する。実験系は確立することができた。正常アストロサイトでは、浸透圧格差により遊走が誘発されることを確認した。AQP4ノックダウンしたアストロサイトは安定して作成ができており、AQP4発現の低下も確認した。しかしながら、AQP4ノックダウンによるアストロサイトの遊走能力低下は、現在確定的な結果は得られておらず、実験を継続している。 (2)in vitro脳傷害モデルにおけるAQP4ノックダウンによるアストロサイト遊走阻害効果の確認In vitro脳傷害モデルにおけるアストロサイトの遊走能を検討した。培養アストロサイトにプラスチックチップで傷をつけることによるin vitro脳傷害モデルを確立した。正常なアストロサイトでは、傷をつけた部位への遊走を確認することができた。さらに、AQP4ノックダウンしたアストロサイトによる同様の傷害モデルも完成することができた。AQP4ノックダウンによる遊走能力低下は現在検討中である。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)