ミトコンドリアオートファジーのメカニズム~酵母からヒトまで~
Project/Area Number |
21890177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Pathological medical chemistry
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
神吉 智丈 Kyushu University, 大学病院, 助教 (50398088)
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Project Period (FY) |
2009 – 2010
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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Budget Amount *help |
¥2,821,000 (Direct Cost: ¥2,170,000、Indirect Cost: ¥651,000)
Fiscal Year 2010: ¥1,261,000 (Direct Cost: ¥970,000、Indirect Cost: ¥291,000)
Fiscal Year 2009: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | ミトコンドリア / オートファジー / 酵母 / マイトファジー |
Research Abstract |
ミトコンドリアオートファジー(マイトファジー)は、傷害を受けたミトコンドリアをオートファジーによって除去する現象で、細胞内のミトコンドリア品質管理の主体であり、細胞にとって非常に重要な現象である。しかしながら、その重要性にも関わらず、これまでマイトファジーの分子機構はほとんど解明されてこなかった。申請者は、これまでに酵母における実験でAtg32、Atg33という2つの新規マイトファジー関連蛋白質を発見している。平成21年度は、Atg32とAtg33のこれまで明らかにされていない詳細な機能解析を目的として実験を行った。まず、Atg32、Atg33に対する特異抗体を作成した。次にAtg33の抗体を用いて、内在性Atg33を免疫沈降し、共沈降してきた蛋白質をLC-MS/MSを使って同定を試みた所、約20種類の蛋白質が同定できた。現在これらの蛋白質のマイトファジーにおける機能を解析している。また、atg33Δ株は、マイトファジー誘導条件により、マイトファジーを抑制する度合いが異なっており、このことからAtg33はミトコンドリアの傷害や老化を分解系の分子に伝える役割があることが考えられた。Atg32に関しては、特異抗体を用いて、マイトファジー誘導前後でのAtg32の発現量の変化、修飾の有無などの解析を行った。また、Atg32、Atg33のヒトホモログを同定する目的で、Blastなどを含む複数の解析を行ったが、どちらの蛋白質のホモログも同定できなかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(7 results)