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清末中国の在華イギリス企業と鉄道建設に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21904001
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 史学
Research Institution土浦日本大学高等学校

Principal Investigator

栗林 幸雄  土浦日本大学高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2009: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Keywords英国公文書館 / 滬寧鉄道 / 世界史
Research Abstract

英国公文書館に所蔵されている英国外務省記録のうち,主に「滬(上海)寧(南京)鉄道」と「滬杭(杭州)甬(寧波)鉄道」に関する史料を中心に収集した。その結果,これらの鉄道敷設権を有する英国系鉄道会社の役員会議事録が継続的に残されていることが判明した。この議事録から企業経営上の諸問題が明らかになるとともに,清朝側との交渉の過程が具に知ることができる。また,この議事録が英国の駐華公使に報告されている点も重要である。英国側の動向を調査することが主目的であったが,「英国側」といっても,必ずしも一枚岩ではなく,政府と企業の関係や企業内の利害衝突にも注意を払いながら検討していく必要がある。以上の成果を,勤務校の研究紀要に発表した。
本研究のもう一つの意義は,教科教育・総合学習・教養教育の充実である。教科教育については,歴史学の動向に眼を向けることで,単なる暗記科目と理解されがちな世界史の授業に,新たな視点を持ち込んで指導することができた。たとえば,17世紀のオランダの画家フェルメールの絵画を通じて,東インド会社が展開した世界的規模の交易活動を理解し,日本とオランダの関係にも着目させる授業を計画して実施した。これは高校世界史の教科書記載の事実を,最新の歴史学的動向から読み直してできた成果である。また,総合学習については,来年度から校外学習を実施することになった。世界史や英語の授業で学んだ知識を東京国立博物館などで実際に学ぶことにしている。また,これにともなって筆者が担当する世界史の年間学習計画を大幅に改訂し,外国史のみならず,日本の歴史についても大幅に取り入れたカリキュラムを編成し,来年度から実施することになった。また,教養教育については,教員の自主的な研究会を発足させ,単なる模擬授業や指導方法の討論ではなく,より専門性の高い研鑽の場とするべく,実施することになった。筆者はこの研究会の総括責任者となった。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All 2010

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 英国公文書館調査報告2010

    • Author(s)
      栗林幸雄
    • Journal Title

      土浦日本大学高等学校研究紀要 25

      Pages: 119-126

    • Related Report
      2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-03-31   Modified: 2016-04-21  

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