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英語授業において技能習得を促す契機としての生徒参加型板書

Research Project

Project/Area Number 21907028
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅰ(文科系)
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

山岡 大基  Hiroshima University, 附属福山中・高等学校, 教諭

Project Period (FY) 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥590,000 (Direct Cost: ¥590,000)
Fiscal Year 2009: ¥590,000 (Direct Cost: ¥590,000)
Keywords生徒参加型板書 / 協働学習 / 技能習得
Research Abstract

1.研究の目的:英語授業における技能習得志向の活動に協働学習の要素を取り入れるために、生徒参加型板書を活用する実践を具現化すること。
2.研究の背景:英語授業における活動の志向性と形態は、次のような2要因×2要因の組み合わせによる4タイプに分類できる。(A)コミュニケーション(技能使用)志向×協働学習、(B)訓練(技能習得)志向×協働学習、(C)コミュニケーション(技能使用)志向×個別学習、(D)訓練(技能習得)志向×個別学習。このうち(B)は英語授業では音読を除き一般的ではない。本研究では、この(B)を授業実践の中で具現化することを試みた。
3.研究の方法:生徒が板書に参加する際の障壁は、(1)チョークでの筆記速度が遅いこと、(2)同級生の前で板書することをためらうこと、(3)複数人での同時作業が難しいこと、である。これらを克服するために、(a)小黒板、および(b)電子黒板、という教具の活用を試みた。
(a)黒板を10等分した大きさのマグネットシートを小黒板として利用する。
(b)電子黒板機器を用いて生徒の作文を黒板に投影する。
これらの方法を用いた機会は主に次の2つである。
(1)高校2年生における作文の発表・検討。
(2)中学1年生における新出文法を練習する言語活動。
これらの機会において、生徒の活動の観察、および生徒との面接を通じて実践の成果を測った。
4.研究の成果
(a)マグネットシートを用いる方法は、上述の障壁を取り除くことにおいて効果的であった。また、記入の際に生徒はペアやグループで相談する機会があったが、その中で自分たちの言語使用についての意見交換が自然発生的に行われた。生徒との面接からも、このような活動が英語学習の訓練(技能習得)の面に貢献したことがうかがわれた。(b)電子黒板を用いる方法は、手書きの作文を即時的に教室全体で提示し、検討できる点が動機づけの面で効果があった。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2020-05-15  

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