Research Abstract |
○研究の目的 道徳の時間は,道徳的価値を内面から自覚していく時間である。しかし,指導解説書が示す。内容項目からどのようにねらいを設定してよいのか,また,どのような手法で道徳的価値を内面的に自覚させていくのかについては,究明されていない。そこで,本研究においては,指導解説書に示された内容項目からねらいの設定の仕方,道徳的価値の高め方,高まった道徳的価値から自分を見つめていく(道徳的価値の内面的理解)方法について研究を進めていくものである。 ○研究の方法 (1)内容項目からねらいを設定するためのキーワードをもとにした基準づくりを行う。 (2)道徳的価値を高めるための資料を精選する。 (3)道徳的価値を高めるための発問を構成する。 (4)高まった道徳的価値から自分を振り返る手だてを講じる。 ○研究の成果 ・道徳の24内容項目に対して,それぞれ3つずつ合計で72のねらいを作成することができた。 ・72のねらいに対する72の資料とそのすべての略案を作成することができた。 ・道徳の各手法についてまとめることができた。 ・上記の実践を資料集,略案集,道徳の執筆本として1冊の本にまとめることができた。
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