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情緒の安定と身体ほぐしをねらった自立活動のあり方について

Research Project

Project/Area Number 21910022
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 特別支援教育
Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

山口 和恵  Tottori University, 附属特別支援学校, 教諭

Project Period (FY) 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2009: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords知的障害 / 自立活動 / リラクゼーション
Research Abstract

1.研究目的
緊張や興奮から体をこわばらせがちな青年期をむかえた知的障害のある生徒の、やわらかい心と身体づくりをめざして、リラクゼーション効果が高いとされるボールストレッチと音楽療法の考え方を取り入れて、年間指導計画及び支援や評価方法などの学習プログラムを作成し、実践を通して生徒一人一人に適した学習プログラムのあり方や効果について検証を行う。
2.研究内容(高等部自立活動「さわやかタイム」における授業(生徒5名)を対象)
(1)生徒の実態を把握し、年間指導計画、学習プログラムを作成する。
年間指導計画は、ねらいを3期に分けて設定する。
1期:心と体のリラックス感を味わう。2期:自分で気持ちのいい感覚を求める。
3期:自分の緊張や興奮に気づき、気持ちをコントロールする。
(2)活動内容と支援の工夫
環境音楽を流し、暗幕を張って暗くした部屋でリラクゼーションを行う。アロマやミラーボールなどでリラクゼーション効果を高める。生徒はセラピーボールやビーズクッションなどを使って、リラックスの姿勢を取る。場に慣れて緊張がほぐれてきた生徒には、教師が1対1でマッサージやボールストレッチを行う。個々にリラックスのスタイルがあると捉え、生徒が求める活動や刺激に応じる。
3.研究成果
・慣れない環境にじっとしていられなかったり大きな声が出たりする生徒もあったが、次第にリラックスした雰囲気を体感し、進んで部屋に入ってきたり好きなグッズを使って楽な姿勢を取ったりするようになった。
・心身ともにリラックスした状態で教師とふれあう経験を重ねることにより、触刺激や人に対する緊張も緩和してきた。
・ボールストレッチでは、はじめは体を硬くしてうまくバランスがとれなかった生徒も、3期にはボールに体を預けてバランスをとったり脱力したりできるようになった。
・リラクゼーションの効果を再認識し、他の生徒にも必要と考え、高等部の生徒全員に場と時間を提供した。心身の状態に合わせてリラクゼーションを求め、主体的に自分をコントロールしようとする生徒が増えた。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2016-04-21  

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