特別支援学校における「食事バランスガイド」を活用した食育プログラムの開発
Project/Area Number |
21910030
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
特別支援教育
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
大村 恵利 Yokohama National University, 教育人間科学部附属特別支援学校, 栄養士
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Project Period (FY) |
2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥430,000 (Direct Cost: ¥430,000)
Fiscal Year 2009: ¥430,000 (Direct Cost: ¥430,000)
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Keywords | [食事バランスガイド]の活用 / 特別支援学校 / プログラム |
Research Abstract |
研究目的 特別支援学校の生徒にとって卒業後の生活におけるQOLを高めるためには、在学中に自分の食事を考え実践できる能力を獲得することであると考えた。本校の実態に合った食育プログラムが必要であると考えた。日々の給食を教材として本校独自の食育プログラムを確立することを目的とした。 研究方法 本校の給食の献立構成と合致している厚生労働省文部科学省で策定した「食事バランスガイド」をベースにして、バランスの良い食事についての理解させた。主食主菜副菜2乳製品果物という組み合わせを実践できるように、1食の考え方と量の把握をバランスコマやフードモデル等で視覚的に提示し、1食を理解した後で、その次に1日を考えていくという段階的なアプローチを組み立てた。また給食を使って繰り返し学習を行い、理解の程度を把握し、また知識の定着を促した。指導後には必ず家庭へ指導内容を伝え、家庭とも連携した。定期的に家庭での食生活への食事調査を含めた持ち帰り学習で、個々の食行動の変容を評価していった。 研究成果 今回の食育プログラムで、子どもたちは自分達の食事を選択するという作業がスムーズに行えるようになった。それだけでなく学習内容を家庭へ伝えることで、家庭の意識も変えていくことがわかった。1食を1日へつなげていく事もスムーズに理解できた。生徒はどんな場面でもバランスという言葉を意識し口に出す。実際に校外学習のバイキングでバランスを考えて食べようとしたり、家庭での食事づくりに関心を持ち、バランスがよくなるように提案をしたりするようになったことが大きい成果である。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)