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瀬戸内海沿岸に生息している生殖時期の異なるイトマキヒトデ個体群の類縁関係を探る

Research Project

Project/Area Number 21918006
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 生物学Ⅱ(動物)
Research Institution四国中央医療福祉総合学院

Principal Investigator

宮脇 恭史  四国中央医療福祉総合学院, 言語聴覚学科, 専任教員

Project Period (FY) 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥590,000 (Direct Cost: ¥590,000)
Fiscal Year 2009: ¥590,000 (Direct Cost: ¥590,000)
Keywordsイトマキヒトデ / AFLP
Research Abstract

イトマキヒトデは、発生生物学や細胞生物学の分野では比較的よく使われる研究材料である。この人での生殖時期は、東京湾では初夏、鳥取では真夏、陸奥湾では秋、瀬戸内市・尾道市では真冬と地域によってまちまちである。中でも瀬戸内海沿岸におけるこのヒトデの生殖時期は、明石・松山沖では5月であるのに対して尾道市・瀬戸内市では12-2月と50-70km毎に異なっている。このことはこの海域のイトマキヒトデには、遺伝的に異なる少なくとも2つ以上の個体群が存在していることを意味している。そこで本研究では、瀬戸内海沿岸各地からイトマキヒトデを採集して、DNAフィンガープリント法の一種である増幅断片長多型(AFLP)解析による個体群の拡散の様子を推定しようと考えた。
淡路・瀬戸内市(牛窓)・尾道(向島)・四国中央(寒川)で、地元の漁師さんや漁協の協力により採集した固体からDNAを抽出し、常法に従ってAFLPによる解析を行った。
これまでの解析により、牛窓沖に少なくとも2系統のイトマキヒトデ個体群が存在することが分かった。これらの個体群間のブートストラップ確率は100%と高値を示した。
この結果は、牛窓沖には5月に生殖時期を迎える個体群と12月に生殖時期を迎える個体群が存在するという予備調査と一致している。
今後は、今回良好な結果が得られなかった他の地域や牛窓周辺海域からイトマキヒトデを再度採取して、さらに詳細に瀬戸内海東部海域のイトマキヒトデ個体群分布の様子を調査して行きたい。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2020-05-15  

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