Project/Area Number |
21919007
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅰ(機械系)
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
小川 勇治 University of Fukui, 工学部・技術部, 統括技術長
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Project Period (FY) |
2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
Fiscal Year 2009: ¥530,000 (Direct Cost: ¥530,000)
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Keywords | 野生獣被害防止 / 遠隔制御追い払い装置 / ロケット花火 |
Research Abstract |
1.研究目的:本研究は、深刻化している野生獣による農作物被害防止のため、一般農林業者や高齢者が比較的簡便で取扱が容易な獣害被害防止装置を開発すること。特に、市販の駆除撃退用ロケット花火による獣害被害防止・抑止装置の技術開発のため、「野生獣被害防止の遠隔制御追い払い装置の技術開発」を目的とした。 2.研究方法:本研究を進めるため、とれまでの研究成果、獣害被害防止・抑止技術及び追い払い技術など開発準備と予備調査研究を行った。本研究の「遠隔制御追い払い装置」の基本仕様は:(1)市販のロケット花火破裂音を利用。(2)花火は複数装填及び連続的に発射が可能。(3)花火の装填、発射及び発射方角は遠隔操作が可能。(4)装置の構成はコンパクトな構造で保守管理が容易。(5)遠隔制御は無線テレコントロールを使用。(6)野生獣の監視及び安全上花火による事故・火災防止のため監視カメラを活用。(7)追い払い装置や監視カメラの電源は太陽光発電を使用。(8)装置場所や野生獣出没・被害地の地図作成にGPSナビゲータを活用。本研究の試作及び実証実験は、監視や安全確保が容易で花火破裂音が迷惑にならない日の出から日の入りまでの日中に行った。 3.研究成果:技術開発した「遠隔制御追い払い装置」は、野生獣と安全を監視カメラで監視しながら、遠隔無線でスライド式・回転式ロケット花火を装填・発射が可能で、安全にPIC制御のサーボ及びステッピングモータが機能・動作することを確認できた。実用的な「追い払い効果」は、イノシシの出没が夜間でサルの出没が無かったため検証出来なかった。GPSナビゲータの活用は、野生獣被害防止・抑止に有効であった。今後、本追い払い装置効果の検証と装置の改良など有効な技術開発研究を進めることを目指したい。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)