Project/Area Number |
21921002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
田中 千尋 Ochanomizu University, 附属小学校, 教諭/教員
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Project Period (FY) |
2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2009: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | フクロウ / 営巣記録 / 遠隔観測 |
Research Abstract |
秋口に、鳥類の専門家の協力で、北軽井沢栗平地区のカラマツ森に、フクロウ専用の巣箱を設置した。この巣箱は、フクロウ専用に、寸法や仕様を精査したもので、過去に実績があったものを改良・新調したものである。巣箱内には、赤外線灯付の高感度CCDカメラを設置した。以前の観測経験から、巣箱内のカメラ設置には以下のような工夫を施した。 (1)万が一のカメラの故障、赤外線灯の消灯に備え、天井部のカメラはメインカメラに加えて、予備のカメラを設置し、切り替えは巣箱外から行えるようにした (2)雛の行動の詳細を記録する為に、巣箱側面にもカメラを設置。 (3)フクロウや雛自身による、カメラの破壊を防止する為に、育雛室とカメラ室を分離設置した。 設置した巣箱へは、電力供給ライン、映像伝送ラインを設置、映像信号はネットワークサーバーに伝送され、専用サーバーにアーカイブ、WEB上で公開した。 これで営巣準備から、産卵・抱卵・孵化・保温・給餌・巣立ちまでを遠隔観測するほぼ完壁な態勢が完成し、何度かのフクロウの入巣も確認できた。獲得した映像は、教室で児童に見せるなど、授業での活用も試みた。 昨年は別の巣箱で営巣を記録できたが、残念ながら、今季の春は営巣には至らず、時季の営巣に向けて、巣箱・機材を再整備し、継続観察をする予定である。
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