Project/Area Number |
21921004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
工学Ⅱ-B(情報系)
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
石田 富士雄 The University of Tokushima, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 技術職員
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Project Period (FY) |
2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
Fiscal Year 2009: ¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
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Keywords | 無線デジタル通信 / 特定小電力無線 / 無線データ通信 |
Research Abstract |
研究の成果 本システムは,電気設備や通信設備のない屋外において,緊急性の高いデータを収集しモニタすることにより,災害を未然に防ぐことを目的とした。開発は水路の工事現場を想定し行い,上流域の水位変化を無線通信で中継し,現場でのモニタを可能にした。以下にシステムの要素技術とその具体的内容について述べる。 ・水位測定装置の製作 ・複数局の無線データ通信 ・収集データのインターネット配信 1.水位測定装置の製作 本装置は超音波センサを用いて製作した。通常,超音波の送信と受信は別々の独立したスピーカとマイクで行うところを,1個のセンサを使用する兼用方式により実現した。これにより,超音波出力と反射波が同一線上になるので,測定精度の向上が図れた。送受信を切替える信号生成と距離計算にはマイコンを使用した。 2.複数局の無線データ通信 水位測定装置に無線装置を装備して通信を行う。無線装置は,免許を要しない特定小電力無線装置を使用した。これを複数個製作し,無線通信により順に中継を行い,ホスト局に全ての局のデータを集める。データの通信手順は,ホスト局を基点に(1)交信できる無線局をサーチ,(2)交信順序を決定,(3)一定時間間隔でデータの中継を行う。このバケツリレー式データ通信では,直列配置により通信距離が延長できるという結果を得た。 3.収集データのインターネット配信 ホスト局では,収集したデータから異常と判断すれば警報装置に信号を送り警報を発する。また,ホスト局と基地局間をアマチュア無線でリンクし,その収集データを基地局へ送信する。基地局では,Webサーバーを立上げて,ゲートウエイを介したインターネット上のコンピュータから,収集データのモニタを可能にした。このアマチュア無線によるリンクは,災害時の通信手段を確保する上においても重要でありかつ意義がある。
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Report
(1 results)
Research Products
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