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黒毛和種における体温変化から予測する分娩時刻

Research Project

Project/Area Number 21925022
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 農学・水産学
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

邉見 広一郎  University of Miyazaki, 農学部・住吉フィールド, 技術職員

Project Period (FY) 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2009: ¥300,000 (Direct Cost: ¥300,000)
Keywords体表面温度 / 膣内温度 / 分娩予測
Research Abstract

《目的》
畜産経営において牛の分娩管理は大きな課題である。管理者は分娩管理のため肉体的・精神的な負担が大きい。また、分娩に立ち会えず、難産や、新生子仮死などの看護が遅れ母子ともに損耗が大きくなる。牛では分娩前になると体温が低下するという報告がいくつかある。そこで、牛の分娩開始を予測することが出来れば、分娩時事故の発生を未然に防ぐことができると考える。そこで、本研究では体温との相関が非常に高い腟内温度と体表面温度の変化から分娩時刻予測が可能であるか検討を行う。
《方法》
宮崎大学住吉フィールドで飼養されている分娩前の黒毛和種雌牛に、腟内温度を測定するため牛温恵[○!R]を挿入し、体表面温度を測定するためにサーモクロンを張り付けた。また、母体の生殖内分泌環境(プロジェステロンとコルチゾール)を調査するために分娩まで1日2回採血を行った。さらに、牛の飲水や摂食などの行動が体温に及ぼす影響も調査した。
《結果》
膣内温度は分娩前日から分娩日にかけて急激に低下した(38.6℃→38.3℃)。膣内温度よりは低いものの、体表面温度も同じように低下した(37.1℃→36.8℃)。プロジェステロン濃度は分娩日に向けて低下していったが、特に分娩日前日から分娩日にかけて急激に低下した(3.34ng/ml→1.42ng/ml)。しかし、コルチゾール濃度はほとんど変化が無かった(35840pg/ml→34440pg/ml)。飲水や摂食などの行動により体温の変化が見られたが、個体差が激しく、一定の傾向は得られなかった。
《結論》
今回の調査の結果から、体表面温度も膣内温度と同様に分娩予測の指標として有効である可能性が得られた。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2016-04-21  

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