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増粘剤を用いた経腸栄養剤の胃内固形化における増粘効果の実験的検討

Research Project

Project/Area Number 21929012
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 薬学Ⅳ
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

深水 知英  Kagoshima University, 医学部・歯学部附属病院, 薬剤師

Project Period (FY) 2009
Project Status Completed (Fiscal Year 2009)
Budget Amount *help
¥350,000 (Direct Cost: ¥350,000)
Fiscal Year 2009: ¥350,000 (Direct Cost: ¥350,000)
Keywords経腸栄養剤 / 半固形化 / 粘度
Research Abstract

【研究目的】
経管栄養患者管理における下痢、胃・食道逆対策として経腸栄養剤を半固形化させる方法が有用であるが、この半固形化法の中でも増粘剤を先に投与し、後に経腸栄養剤を投与して行う胃内固形化法は、細いチューブでも注入可能であり、ベッドサイドでの調製の手間も省ける。そこで、胃内固形化法で実際に半固形化されるか、実験的検討を行った。また増粘剤の多くは、陽イオンの影響を受けるため、イオンを放出し、なお且つ経管栄養患者が使用する可能性がある薬剤について、増粘効果に与える影響を検討した。
【方法】
37℃、100rpmの振盪下、増粘剤リフラノン75g中に各種経腸栄養剤200mLを滴下した。また、人工胃液50mL中に液状リフラノン75gを加えた中に、同条件で各種経腸栄養剤200mLを滴下した。粘度測定はB型粘度計を用いた。
陽イオンを放出する薬剤として、塩化ナトリウム、乳酸カルシウム、グルコン酸カリウム、酸化マグネシウムを1g/50mLの濃度で水に溶解し、リフラノンで半固形化した各経腸栄養剤に加えた。
【結果】
リフラノンを先行投与し、後に各種経腸栄養剤を滴下したところ、いずれの経腸栄養剤においてもその粘度は37℃、100rpmの条件下で、約40~50%低下した。また、人工胃液中での粘度はさらに低下した。よって、胃内固形化法を行う場合には、通常の半固形化法よりもリフラノンを増量する必要があることが示唆された。また、経腸栄養剤を滴下する速度は、粘度には大きく影響しなかった。
陽イオンを放出する薬剤を各経腸栄養剤に加えて、半固形化を行ったところ、いずれの経腸栄養剤でも塩化ナトリウム、乳酸カルシウム、酸化マグネシウムの添加により粘度は低下した。とくに乳酸カルシウムは著しく粘度を低下させ、経腸栄養剤によっては10%以下まで低下した。一方、グルコン酸カリウムは、いずれの経腸栄養剤においてもわずかに粘度を増大させた。

Report

(1 results)
  • 2009 Annual Research Report

URL: 

Published: 2009-04-01   Modified: 2020-05-15  

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