生活者の視点に立ったテキスタイル製品の風合いと質感の解析と表現
Project/Area Number |
21935008
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生活科学
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
北口 紗織 Kyoto Institute of Technology, 繊維科学センター, 研究員
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Project Period (FY) |
2009
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2009)
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Budget Amount *help |
¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
Fiscal Year 2009: ¥580,000 (Direct Cost: ¥580,000)
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Keywords | 風合い / 質感 / テキスタイル |
Research Abstract |
近年、カタログ販売やインターネット販売等を通して購入する方法が普及してきている。テキスタイル製品においても、従来の消費者が店舗に足を運び、実際に製品を見たり触れてから購入するという形だけではなく、モニター上や印刷された製品の画像を見て判断をしている。テキスタイル製品の重要な要素である風合いや質感は、本来、視覚、触覚によって総合的に判断するものであるが、カタログやネット販売においては、視覚のみで判断せざるをえない。 そこで、本研究は、消費者目線でのテキスタイル製品の視覚と触覚での風合い・質感の違い、さらに照明環境による見た目の風合い・質感の違いについて検討を行った。まず始めに、一般消費者に使用されている風合い・質感を表現する感覚語を収集するためにアンケート調査を行った。多種多様の言葉が挙げられたが、さらさら感、ざらざら感、硬さ感、柔らか感、光沢感、艶感、暖かさ感、冷たさ感について、1.視覚と触覚の差を評価する官能検査、2.照明環境の影響を検討するために、3種の照明条件下、2種の布の提示形状で、視覚による評価を行った。評価には、白色の綿、麻、絹、ポリエステル、ウール、ナイロンなど様々な素材、織のサンプルを用いた。結果、さらさら感、ざらざら感、硬さ感、柔らか感など触覚により関連すると考えられる感覚に対しては、3割程度の被験者が視覚と触覚の間に差があると判断した(有意水準5%)。また、もっとも風合い・質感が表現される照明条件は、感覚語やサンプルによって異なるということが明らかになった。これらの結果から、カタログやネットで製品情報を伝達するには、様々な条件で撮影された画像を用いることによって、消費者が風合い・質感を判断する手助けになるのではないかと考える。また、特に触覚が重要視される風合い・質感の画像での伝達は困難であり、画像以外にも何か指標となるものが必要ではないかと思われる。
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Report
(1 results)
Research Products
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