Project/Area Number |
21H00866
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09040:Education on school subjects and primary/secondary education-related
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
難波 博孝 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (30244536)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 美智代 福山市立大学, 教育学部, 教授 (00369779)
豊福 晋平 国際大学, GLOCOM, 准教授(移行) (10308562)
幸坂 健太郎 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (20735253)
本渡 葵 新見公立大学, 健康科学部, 准教授 (20781248)
菅谷 克行 茨城大学, 人文社会科学部, 教授 (30308217)
高橋 茉由 秋田大学, 教育文化学部, 講師 (30961693)
黒川 麻実 大阪樟蔭女子大学, 児童教育学部, 准教授 (50823382)
篠崎 祐介 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (60759992)
細 恵子 広島女学院大学, 人間生活学部, 准教授 (60825719)
氏間 和仁 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80432821)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥14,430,000 (Direct Cost: ¥11,100,000、Indirect Cost: ¥3,330,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2021: ¥6,890,000 (Direct Cost: ¥5,300,000、Indirect Cost: ¥1,590,000)
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Keywords | 紙 / デジタル / 読解 / メディア / 国語教育 / 紙とデジタル / 深く読む / デジタル教育 / 読むことの教育 / ICT / 国語科 / 小学校 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、小学生児童が、デジタルデバイス(パソコンやタブレット端末)のディスプレイ画面(以下デジタル端末)と紙(本)とで「深く読む」ことにどのような違いがあるのかを明らかにし、デジタル端末で「読むこと」の特徴(強みと弱み)を踏まえ、デジタル端末に習熟しながら「深く読む」ための指導方法の要諦を明らかにするものである。対象は小学校児童とし、読む文章は、説明的文章と文学的文章の両方を対象とする。
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Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は、2021年度に行った「紙とデジタルの比較読解調査」の国内外学会および一般向けの発表、論文執筆と投稿、予定した新たな2つの小学校における「紙とデジタルの比較読解調査」の文学バージョンの問題作成とその実施、さらに2023年度に台湾で行う調査の打ち合わせを、それぞれ行うことができた。 2021年度に行った「紙とデジタルの比較読解調査」の国内外学会および一般向けの発表については、全国大学国語教育学会や北京で開かれたデジタル教育の国際学会での発表、および、調査対象校2校への成果還元のための発表、さらに、調査対象校が位置する市の教育委員会主催による成果報告会を行うことができた。 論文執筆と投稿については、2つの学会への論文執筆と投稿を行い、査読結果を現在待っているところである。 2つの小学校における「紙とデジタルの比較読解調査」の文学バージョンの問題作成とその実施については、前年度作成した「深く読む」能力のリストをもとに、文学的な文章の読解のための「深く読む」バージョンを選択して、設問を作成し、研究分担者との協議を経て確定した。尚問題文については、創作活動も行っている研究分担者が自作した。読解調査については、小規模校一校の調査を2月に行った。ここでは、質的研究を目指した。また、読解調査とアンケートを行った。また、大規模校の調査を3月に行った。ここでは、量的な研究を目指した。小規模校の調査結果はすでに出ており、対象校に成果還元を行ったところである。後者の調査については現在分析考察中である。 2023年度に台湾で行う調査の打ち合わせについては、3月に趣き対象校や協力大学との打ち合わせを行ったところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
2022年度においては、予定していた、前年度行った調査についての国内外学会発表や一般向けの成果報告、論文投稿、新たな文学的な文章についての読解調査の実施を行うことなど、全て完了することができた。さらに、台湾の小学校での調査の約束を取り付けることができ、その打ち合わせまで行うことができたので、計画以上に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度においては、2022年度実施した文学的な文章の調査、および、台湾台北市での読解調査、それぞれの分析と考察、さらに、これまで実施したすべての調査を総合的に考察する事を行う。そのうえで、学会発表、論文投稿、一般向けの成果報告会、さらに、研究成果をまとめた書籍の刊行を行う予定である。
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