Project/Area Number |
21H03693
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80010:Area studies-related
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
門司 和彦 長崎大学, 熱帯医学・グローバルヘルス研究科, 教授 (80166321)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星 友矩 長崎大学, 熱帯医学研究所, 助教 (10790503)
源 利文 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (50450656)
東城 文柄 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 准教授 (90508392)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,160,000 (Direct Cost: ¥13,200,000、Indirect Cost: ¥3,960,000)
Fiscal Year 2023: ¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2022: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2021: ¥4,940,000 (Direct Cost: ¥3,800,000、Indirect Cost: ¥1,140,000)
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Keywords | エコヘルス / メコン住血吸虫症 / メコン住血吸虫 / 環境DNA / ラオス / 感染リスクマップ / 地理情報システム / ODK |
Outline of Research at the Start |
ラオスとカンボジアのメコン川流域で約20万人が感染しているメコン住血吸虫対策においては、集団投薬を補完する具体的な方法論が求められている。本研究計画では「メコン住血吸虫対策を事例とした地理学的なエコヘルスアプローチの方法論研究」と題して、「感染症の効果的な制御には感染リスクの高い人口集団と地理環境の両方の理解が重要」である医学地理学的な概念を、環境DNA測定・電子質問票・統計モデリング等の最新技術を駆使した「メコン住血吸虫リスク地図」の作成によって達成する。また、「地域住民の生活・文化への最小限の介入(危険水域の河川を利用しない)で持続的な感染制御への道筋をつける」ことが本研究のゴールとなる。
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Outline of Annual Research Achievements |
メコン住血吸虫症は感染地域がラオスとカンボジアの一部に限定されており、撲滅が可能な寄生虫疾患であるにもかかわらず、WHOの努力などによっても対策が十分ではない。かつてのような重篤な患者は少なくなっているが、集団駆虫をしても寄生が繰り返され、撲滅とは程遠い状況にある。そこで、環境DNA技術を用いてその現状を把握し、感染リスクスポットを正確に把握して、有効な対策に繋げることが今回の研究の目的である。 コロナの影響で現地調査が難しかったこともあり、2021年度は寄生虫と媒介巻貝の環境DNA制度をあげるための予備調査、実験を長崎等で実施し、現地での調査が可能であることを研究分担者の源らの指導で確認した。また、現地での採水から水のろ過が重要であるが、その教育用の映像テキストを作成し、現地でバーチャルにみられるようにした。これらを用いて、遠隔でビエンチャンの研究協力者(ラオス保健省、熱帯公衆衛生研究所職員)のトレーニングを進めた。また、水をろ過するためのホルダーを3Dプリンターで作成することに成功した。 これらの準備により、2022年度には、まず、首都ビエンチャン周辺での媒介巻貝の棲息調査を実施し、研究分担者の東城らが地図化する予定であり、2021年度はその準備を終了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナの影響はあったが、それを見越して4年計画にしているため、準備にしっかりと時間をかけることができた。ろ紙のフォルダーなどを自作することにより、多くのサンプルを収集できるめどが立っている。
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Strategy for Future Research Activity |
メコン住血吸虫症のラオスでの流行地は最南部のコーン島周辺であり、2022年度もなかなか調査は難しいと考える。
そこで、中間宿主巻貝の分布をまず、首都ビエンチャン周辺で実施する計画である。 それを地図化し、巻貝の棲息状況の分析を今年度中に推進させたい。
その後、コロナの状況を見て、南部コーン島での対策を開始する。
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