Project/Area Number |
21H03758
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 90010:Design-related
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
小山 慎一 筑波大学, 芸術系, 教授 (40420913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緑川 晶 中央大学, 文学部, 教授 (90421833)
山本 早里 筑波大学, 芸術系, 教授 (90300029)
山田 協太 筑波大学, 芸術系, 准教授 (40434980)
佐々木 銀河 筑波大学, 人間系, 准教授 (80768945)
岩木 直 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 副研究部門長 (70356525)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥17,290,000 (Direct Cost: ¥13,300,000、Indirect Cost: ¥3,990,000)
Fiscal Year 2023: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2022: ¥5,070,000 (Direct Cost: ¥3,900,000、Indirect Cost: ¥1,170,000)
Fiscal Year 2021: ¥7,150,000 (Direct Cost: ¥5,500,000、Indirect Cost: ¥1,650,000)
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Keywords | 感覚過敏 / 視覚的パターン / プロダクトデザイン / 空間デザイン / 感覚ダイバーシティ / 体内時計 / 内受容感覚 / 感覚多様性 / 共生 / sensory room / デザイン |
Outline of Research at the Start |
視覚や聴覚などの感覚機能が低下した人を支援するためのデザインは盛んに研究されてきた一方で,感覚過敏のような感覚機能の亢進に悩む人を支援するデザインについてはあまり研究が行われてこなかった.本研究課題ではデザイン学,心理学,脳科学,障害学の専門家からなる研究チームが「敏感な人に生きづらさを感じさせる問題の特定」を進めるとともに「デザインによる問題解決」を目指す.「デザインによる問題解決」の研究では学習空間・居住空間について研究するとともに,感覚過敏への理解を広げるための教材を開発する.
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Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究1「生きづらさを感じさせる問題の特定」、研究2「デザインによる問題解決」の2種類の研究を行った。
研究1「生きづらさを感じさせる問題の特定」では令和3~4年度に引き続きバーチャルリアリティ(VR)を用いて、感覚過敏の学生が快・不快に感じる壁の色と模様の特徴を分析した。その結果、感覚過敏の学生の中で快・不快に感じる色と模様の個人差が大きいことが示唆された。この知見は筑波大学内に設置された感覚過敏の学生用の休憩スペースのデザインに役立てられている。また、令和3~4年度に引き続き、マスクの模様に対する快・不快の評価と、水玉模様を見た時に感じる不快感の評価を行った。水玉模様に対する不快感は瞳孔径で定量的に評価することを試みた。さらに、ロボットの顔に対する快・不快反応(例:不気味の谷)の個人差の検討を行うとともに、専門性が医薬品外箱記載情報に対する敏感さに与える影響について、脳血流計測(fNIRS)を用いて検討した。
研究2「デザインによる問題解決」では心理実験、生理実験を通じて心地よさを最大限にする方法を模索した。水中の気泡の動きを見ることによって感覚過敏者の不快感や疲労感が和らぐことが報告されていることから、気泡の動きをパソコン画面上で再現し、感覚過敏の学生および感覚過敏のない学生を対象に、最も心地よく感じる動きを特定するための実験を行った。最も心地よく感じる動きと呼吸、心拍等の生理指標の相関を分析し、心地よさを生み出すメカニズムについて検討した。また、日常生活においてデザインやアートが感覚過敏の症状を和らげる効果を定量的に評価することを目的に、様々なデザインの病院待合室の写真を提示し、閲覧時の脳波をポータブル脳波計で計測し、待合室のデザインと脳波(α、β、θ波)の関係について分析した。さらに、一般大学生を対象としたセンサリールームを試作し、心理効果について検討した。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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