Project/Area Number |
21H04348
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 2:Literature, linguistics, and related fields
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
林 良子 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (20347785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯村 一弘 獨協大学, 国際教養学部, 非常勤講師 (00401729)
阿部 新 東京外国語大学, 大学院国際日本学研究院, 教授 (00526270)
松田 真希子 東京都立大学, 人文科学研究科, 教授 (10361932)
波多野 博顕 筑波大学, 人文社会系, 助教 (10709364)
金村 久美 名古屋経済大学, 経済学部, 教授 (20424955)
木下 直子 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (40364715)
峯松 信明 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (90273333)
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Project Period (FY) |
2021-04-05 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥39,520,000 (Direct Cost: ¥30,400,000、Indirect Cost: ¥9,120,000)
Fiscal Year 2024: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
Fiscal Year 2023: ¥6,630,000 (Direct Cost: ¥5,100,000、Indirect Cost: ¥1,530,000)
Fiscal Year 2022: ¥6,630,000 (Direct Cost: ¥5,100,000、Indirect Cost: ¥1,530,000)
Fiscal Year 2021: ¥14,170,000 (Direct Cost: ¥10,900,000、Indirect Cost: ¥3,270,000)
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Keywords | 日本語教育 / 音声 / 韻律 / 母語干渉 / 音声データベース / 日本語学習者 / アクセント / 音声コーパス / イントネーション / 印象評定 / 評価 |
Outline of Research at the Start |
本研究では、言語的情報や、話者の感情や発話態度を的確に伝えるために重要とされる日本語韻律的特徴について、学習者の日本語発音データを横断的・縦断的にオンラインで収集 、分析することによって、日本語音声コミュニケーションを阻害する要因を言語ごとに究明する。学習者の日本語音声には学習者の母語の特徴も反映されることから、学習者の日本語、学習者の母語、というバイリンガルデータ、そして比較対照として日本語母語話者発音を収録し、学習者の母語干渉について双方向的な検討が可能な、三重の学習者音声コーパスを構築する。さらに発音評価データも収集し、研究成果はオンライン音声教育・評価用ツール開発にも結びつける。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては、言語的情報や、話者の感情や発話態度を的確に伝えるために重要とされる日本語韻律的特徴について、学習者の日本語発音データを横断的にオンラインで収集 、分析することによって、日本語音声コミュニケーションを阻害する要因を言語ごとに究明する。学習者の日本語音声には学習者の母語の特徴も反映されることから、①学習者の日本語、②学習者の母語、というバイリンガルデータ、そして比較対照として③日本語母語話者発音を収録し、学習者の母語干渉について双方向的な検討が可能な、三重の学習者音声コーパスを構築する。さらに母語話者による主観や機械学習による発音評価データも収集し、外国人学習者の日本語発音はどれほど許容されるのかという点についても分析を行い、音声言語研究・教育を飛躍的に向上させるための多面的研究を展開する。研究成果はオンライン音声教育・評価用ツール開発にも結びつけることを目的としている。 2023年度は、昨年度に予定していた中国、韓国、ドイツにおける日本語学習者の音声データの収集と同時並行して音響分析を行い、タスクの問題点を見直すことができた。また印象評定システムを用いた日本語母語話者による評定データの収集もすすめることができた。音声教育に関するアンケート結果をまとめ、国際学会にて発表するなど成果発表もはじめており、オンラインを含めた定期的なミーティングを行って音響分析を効率的に進めることができている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共通タスク文を使った三重音声データ収集をようやく行うことができたため、一部の音声データの分析にすすむことができた。来年度の音声データ収集と音響分析、またアンケート収集の実施準備についても順調に進めることができている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度収集した音声データについて、音響分析を開始し、研究成果を発信し、オンライン教材の開発にも着手する。今後も、国内外の研究分担者・協力者とオンライン遠隔会議、Dropbox等のオンラインストレージ、Discord等を用いた資料共有を積極的に進め、より効率的に行う研究をすすめていく工夫をする。研究成果について、論文集を出すなど、国際的にも研究成果を発信していきたい。
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