Project/Area Number |
21J15169
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 49070:Immunology-related
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
曵地 京 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2023-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2021)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 2021: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | ゼノファジー / A群レンサ球菌 / GBP1 / TBK1 / galectin-3 |
Outline of Research at the Start |
ゼノファジー誘導に重要なTBK1の新規リン酸化経路解明を目的とする。A群レンサ球菌の感染時は、従来の細菌由来DNA認識によるリン酸化誘導とは異なる新規経路の存在が示唆されていることから、本研究では宿主膜孔を起点とした新規TBK1リン酸化経路を検討する。具体的には膜孔認識分子Galectin-3と抗病原分子GBP1に着目しGalectin-3-GBP1-TBK1リン酸化経路を検証する。さらに本経路がTBK1のリン酸化基質であるIRF3およびその下流の免疫応答を制御する可能性についても検証を行う。加えてヒトiPS細胞由来のオルガノイドを用いた解析を行うことで、感染実態により即した機構解明を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題ではゼノファジー誘導に重要なTBK1のリン酸化について、菌種特異的な分子機構解明を目的とした。A群レンサ球菌(GAS)感染時のTBK1リン酸化は既知の経路に該当せず、IRF3のリン酸化も観察されないことから、GAS特異的な経路の存在が示唆されている。本研究ではGASによる宿主への膜孔形成、そして宿主によるgalectin-3を介した膜孔認識を起点とする、GAS特異的なTBK1リン酸化経路の可能性に着目し、その機構解明を目指した。具体的にはgalectin-3とTBK1リン酸化を結ぶ因子として抗病原分子GBP1に注目し、galectin-3ーGBP1ーTBK1リン酸化経路を世界に先駆けて明らかにすることを目標とした。 2021年度の実績として、TBK1とGBP1の相互作用について詳細な検証を行い、GBP1が幅広い領域でTBK1と相互作用することを明らかにした。また、GBP1がgalectin-3とも相互作用し、感染依存的に相互作用が増強することを示した。さらに、GBP1のノックアウトがTBK1リン酸化の下流にあるアダプタータンパク質p62の菌体へのリクルートを減少させることを明らかとした。さらに、GAS感染時の細胞内生菌数がGBP1依存的に減少することを示した。これらの結果より、galectin-3ーGBP1ーTBK1リン酸化経路がゼノファジー誘導および菌体排除に影響を及ぼす機構が明らかとなった。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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