A Fundamental Study on a KUMIODORI script.
Project/Area Number |
21K00308
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02010:Japanese literature-related
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Research Institution | Okinawa Prefectural University of Arts |
Principal Investigator |
鈴木 耕太 沖縄県立芸術大学, 芸術文化研究所, 准教授 (70786904)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | 組踊台本 / 研究成果の公開 / 組踊 / 琉球芸能 / 台本 / 沖縄文化 / テキスト化 / 翻刻 / 資料蒐集 / 琉球文学 / 琉球文化 |
Outline of Research at the Start |
本研究は琉球文学における劇文学「組踊」のテキスト研究である。これまでの組踊研究では組踊全体を通したテキスト研究は行われてこなかった。本研究はこれまでの研究成果によって明らかにされた「組踊台本」と、新たに発見した「組踊台本」の蒐集および整理、データベースの構築を行い、公開する。 さらに「組踊台本」の校合をおこない、台本間の書写関係を明らかにすることで、琉球文学研究に新たな研究成果をもたらし、さらにはこの校合台本は上演に用いることで、芸術分野にも貢献する研究成果となる。 組踊は初演から300年を迎えた。首里城も焼失したが、本研究は失われつつある琉球文化のソフト面の研究強化を図る基盤研究である。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和5年度は、主に沖縄周辺離島の台本調査を行った。新たに久米島での調査を行い、先行研究で既に示されている1作品の台本調査を行った。先行研究では台本の所在を確認していたが、資料そのものの現地調査は「未調査」となっていた。令和5年度の本課題における調査によって、当該資料を確認したが、先行研究以外に2作品の組踊台本を確認することができた。これらの台本資料の撮影を行い、令和5年度末の久米島研究会において研究発表を行った。研究発表の結果、当該資料の組踊台本が、首里からもたらされたものと考えられるアドバイス(近世における所蔵家と首里との関係)などをいただき、今後の台本研究に必要な情報を得ることができた。 本課題は令和5年度で終了予定であったが、科研費採択の年から3年間、新型コロナウイルスの感染予防のため、本課題研究者の所属する機関が海外渡航を許可していないという現状であった。したがって、当初予定していた台湾とハワイへの台本調査が未着手であった。次年度まで研究期間を延長し、海外の組踊台本の調査については、令和6年度の調査とする。 令和5年度の12月に、私費で台湾調査を行った。台湾大学所蔵の当該資料へアクセスするための手続き及び、これまでの研究成果を台湾大学図書館と行った。また、ハワイ大学とも連絡を取り合い、次年度の調査研究の下準備を行っている。令和5年度は次年度で本課題を終了させるための準備を進め、また、未調査の場所での新たな資料発見が出来、研究成果をすぐに当該地域へ公開することの出来た年度であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
採択された初年度、次年度は新型コロナウイルスの感染予防のため、海外やその他地域への渡航が制限されていたが、昨年度から調査の為の国内、県内、海外への渡航ができるようになり、新たな資料を発見することが出来た。また、並行して「琉球文学大系」の『組踊』(上)、『組踊』(下)の刊行に携わり、本課題研究者は主たる校注者として参加するとともに、本研究の成果を前述の本においてテキスト草稿として提供することが出来た。 海外への渡航については、次年度以降に研究期間を延長することによって可能となったが、これまでの本研究の成果を、「文学大系」の一部として発表できたことは、今後の組踊ならびに琉球文学研究においても大きな足跡となることは間違いない。最終年度には、主要作品(現時点での調査結果で明らかとなっている73作品)のうち、半数以上をテキストデータとして公開する。本年度はそれらのうち20作品のテキスト化も終えている。最終年度に向けて、ゆえにおおむね順調に進展していると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度は積極的に沖縄県外及び海外地域への調査を行い、並行してこれまで蒐集した組踊台本のテキスト化を進めていく。具体的には年内に台湾大学への台本調査、ハワイ大学への台本調査を行う。これと並行して、久米島、宮古、石垣、与那国地域へ追加調査を行う。 台本のテキスト化については、調査の合間に随時進めていく。具体的には本学において研究会を発足させ、月に一回の状況確認及び組踊台本のテキストについての研究報告会を行い、年度末までのテキスト化及び、本課題研究者の研究機関において一般へ成果を公開する。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)