Project/Area Number |
21K00586
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 02080:English linguistics-related
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西岡 宣明 九州大学, 人文科学研究院, 教授 (80198431)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 雅子 九州大学, 人文科学研究院, 准教授 (00708571)
團迫 雅彦 北九州市立大学, 基盤教育センター, 准教授 (50581534)
下仮屋 翔 産業医科大学, 医学部, 講師 (70746594)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | ラベリング / 主語の位置 / 格 / ミニマリストプログラム |
Outline of Research at the Start |
主語の構造的位置に関しては生成文法の理論的枠組みにおいて様々に論じられてきたが、顕在的な(派生)位置に関しては、言語、構文により様々な提案があるものの、いまだに十分に解決されていない。本研究は、日・英語を中心に主語の構造的位置と、それに伴うラベリングと格付与のメカニズムの解明を行うものである。特に、Chomsky (2013, 2015)が提唱するラベリングアルゴリズム(LA)の予測に反すると思われる主語位置について格、省略、移動、節の定形性、方言データ、ならびに幼児の言語獲得データに基づき考察し、主語の位置を確定すると同時にその背後にある理論的根拠を探求する。
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Outline of Annual Research Achievements |
主語の構造的位置に関しては生成文法の理論的枠組みにおいて様々に論じられてきたが、顕在的な(派生)位置に関しては、言語、構文により様々な提案があるものの、いまだに解決されていない問題が多い。本研究は、日・英語を中心に主語の構造的位置とそれに伴うラベリングと格付与のメカニズムの解明を行うものである。特に、Chomsky (2013, 2015)が提唱するラベリングアルゴリズム(LA)の予測に反すると思われる主語位置について格、省略、移動、節の定形性、幼児の文法に関する様々な構文、方言データ、ならびに幼児の言語獲得データに基づき考察し、主語の位置を確定すると同時にその背後にある理論的根拠を解明することを目的とする。そして、そのことからラベリング分析、ならびに格理論への新たな提案を行い、最適な文法理論構築への貢献を目指すものである。 2023年度はまず全員で研究の進展具合を確認して、知識の共有を行った後に、西岡は「が・の」交替現象を詳しく再検討して、「が」格主語と「の」格主語の構造的位置の違いと格付与に関する新たな提案をラベリングの観点から行った。その成果は、国際学会(WAFL17)で公表した。また、主語の位置と焦点化との密接な関係に着目し、その成果は森竹氏との共同研究として同じくWAFL17で公表した。さらに、日本語の話題・焦点化と主語の位置との関係に着目し、それと否定現象のかかわりについても詳しく検討し、公表した。前田は使役可能構文、省略文を中心に主語の位置と格付与のメカニズムを探求し、共同研究の一部として公表した。また、團迫は、日本語における主節・従属節の幼児の主語の解釈について考察し、国際学会で公表し、下仮屋は動名詞文をラベリング分析に照らして考察し、主語の位置とラベリング現象に関する分析を公刊した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りに各自の研究が進行し、その成果は専門家による意見聴取も行えた。成果は一部国際学会、国内学会等で発表し、単行本や学会誌に公刊した。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の予定通り進めていく。次年度は国内外の学会、研究会により、さらに積極的に各自の研究成果を公開するとともに、シンポジウムにおいて本プロジェクトの全体を公表し、他の研究者の反応を探る。
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Report
(3 results)
Research Products
(37 results)
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[Book] 『ことばの様相』2022
Author(s)
島越郎他(編)西岡宣明他著
Total Pages
392
Publisher
開拓社
ISBN
9784758923668
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