Fundamental Study of Historical Archaeology on Early Modern Kagoshima Castle Town
Project/Area Number |
21K00973
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 03050:Archaeology-related
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渡辺 芳郎 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (10210965)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 秀春 鹿児島国際大学, 国際文化学部, 教授 (20436174)
丹羽 謙治 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (40264460)
森脇 広 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 名誉教授 (70200459)
小林 善仁 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (80594358)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2024: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2021: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
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Keywords | 近世鹿児島城下町 / 歴史考古学 / 近世鹿児島 / 城下町 |
Outline of Research at the Start |
島津家は全国第2位の石高を有する大大名であり、守護職として400年の由緒を持つ。さらに1609年の琉球侵攻以後、琉球王国という「異国」をその支配下に置いている点で他に類を見ない特徴を有している。それゆえ鹿児島城下町の実態と歴史的変遷の解明は、近世鹿児島藩の歴史的特性の理解とともに、他の城下町との比較により近世城下町の特質を明らかにすることにも資するものと考えられる。本研究では、近世鹿児島城下町の実態と歴史的変遷を解明するための考古学・歴史地理学・自然地理学・文献などの基礎的資料の収集、蓄積と分析を目的とし、現段階における情報群を相互に比較することで研究の基盤を構築し、全国的比較の基礎を作る。
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Outline of Annual Research Achievements |
令和4年度は第3~5回研究ミーティング、第2回巡検を実施した。第3回ミーティング(2022年7月31日)では西野元勝氏(鹿児島県歴史・美術センター黎明館)による講演「鹿児島(鶴丸)城跡の調査成果 ~近年の発掘調査成果を中心に」を開催した。鹿児島城跡の調査成果について、さまざまな質疑応答がなされた。第4回ミーティング(2022年10月29日)は、鹿児島県歴史・美術センター黎明館所蔵の「鹿児島城下絵図屏風」「先々代様御手許品より鹿児島城下絵図」(玉里島津家資料)を実見し、古絵図から得られる城下町情報の精度・確度について検討した。第5回ミーティング(2023年3月24日)では令和4年度の研究成果について各分担者が報告した。内容は以下の通りである。渡辺芳郎「鹿児島城跡出土の記銘陶磁器」、森脇広「城の石垣の風化地形と環境-比較地形学的視点からの貢献-」、小林善仁「鹿児島の絵図研究の現状-鹿児島城下町の絵図の場合-」、丹羽謙治「鹿児島大学附属図書館蔵『上下武者踊之記』」。第2回巡検(2022年10月29日)は、鹿児島城下町の旧海岸線を歩くことで、城下町の輪郭を把握した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度は3回のミーティング、1回の巡見を実施しており、当初の予定通り進捗している。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度は、第6回研究ミーティング(外部講師)、第7回研究ミーティング(県立図書館所蔵絵図の調査)、第8回研究会(令和5年度の成果報告・令和6年度の計画など)、第3回巡検を計画している。また各分担者は研究成果を随時公表していく。
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Report
(2 results)
Research Products
(13 results)