Project/Area Number |
21K01980
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 08020:Social welfare-related
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Research Institution | International University of Health and Welfare (2023) Chiba Institute of Science (2021-2022) |
Principal Investigator |
平野 和美 国際医療福祉大学, 成田看護学部, 講師 (80849969)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2024: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 遺族支援 / グリーフケア / 家族介護者 / 介護支援専門員 / 悲嘆 / 在宅看取り / 家族主介護者 / 在宅療養高齢者 |
Outline of Research at the Start |
現在の日本は、世界でも類をみない超高齢社会に突入しており、介護保険サービスを利用し在宅で終末期を過ごす療養者が増えることが予測されている。 そこで、在宅で高齢者を看取る家族主介護者に対して、介護支援専門員はどのような支援をしていたのか、また、家族主介護者は、死別前、臨終時、一周忌頃までにどのような支援を望んでいたのかを明らかにし、在宅で看取った家族主介護者への適切な支援を明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
介護支援専門員の遺族支援に関する研究として、<研究1>は、介護支援専門員の遺族支援実施の実態に関する研究、<研究2>は、質的研究で明らかとなったグリーフケアの方法も含めた遺族支援の内容をもとに、介護支援専門員が実施する遺族支援の方法に関する研究を実施した。また、これらの結果から、遺族支援の方法とグリーフケアの方法の関係を整理した。
<研究1>の介護支援専門員の遺族支援実施の実態に関する研究では、介護支援専門員のおよそ8割が何らかの程度の遺族支援を実施していることが明らかとなった。また、介護支援専門員は介護保険制度での位置づけを超えた業務ではあるが、ケアマネジメントの視点を基本にすれば介護支援専門員の役割の一つと捉え、遺族支援を実施しているものと考えられる。
<研究2>の介護支援専門員が実施する遺族支援の方法に関する研究では、「遺族支援の方法」の探索的因子分析の結果、「遺族に対する感情表出支援」「遺族に対する支持 的支援」「遺族への情報提供・送致」「遺族に対するアセスメント」の4因子が抽出された。そして、遺族への支援方法は、遺族に対するアセスメントを基本にして遺族の感情表出支援や支持的支援を実施していた。また、遺族に対して情報提供や遺族を社会資源につなげる支援を実施しており、介護支援専門員がケアマネジメントや利用者本位の重要性、家族支援を意識してケアマネジメントの本来の考え方や方法を実施していることが、利用者の逝去後の遺族支援方法の活用につながるといえる。そして、グリーフケアの方法と遺族支援の方法の関係は、支援の方法としては同じ構造枠組であったが、遺族支援については遺族の感情表出支援を多く実施していることが明らかになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
遺族の思いや体験に関する文献レビュー、および質的調査の結果から、遺族を対象とした郵送調査の調査表の作成に取り掛かっているがやや遅れている。次年度実施できるように、調査票の作成、および発送準備を進めているところである。また、今年度の介護支援専門員を対象とした2つの調査結果の学会発表、および論文投稿の準備をしている。
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Strategy for Future Research Activity |
介護支援専門員を対象とした2つの調査結果を学会発表および論文投稿する。また、遺族を対象とした郵送調査を実施し、家族介護者が必要としている支援は何かを明らかにする。
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