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知的障害のある子どもを対象とした 数量概念の評価に関する研究

Research Project

Project/Area Number 21K02707
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Allocation TypeMulti-year Fund
Section一般
Review Section Basic Section 09060:Special needs education-related
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

惠羅 修吉  香川大学, 教育学部, 教授 (70251866)

Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Project Status Granted (Fiscal Year 2023)
Budget Amount *help
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2021: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Keywords数概念 / 知的障害 / 学習困難 / 数量概念 / 評価
Outline of Research at the Start

数理解や数量を取り扱うスキルの獲得は,知的障害の有無にかかわらず,生活の質の向上させるうえで重要な学習課題である。しかしながら,知的障害のある子どもたちの数量概念の獲得状況を客観的に把握するためのアセスメントを開発する研究はほとんどない。本研究の目的は,知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒を対象とした数量概念の獲得状況を把握するアセスメントを開発することである。定型発達成人と知的障害児を対象として課題遂行成績と使用方略(眼球運動より分析)について検討し,アセスメントが反映する認知能力とアセスメントの有用性について検証する。

Outline of Annual Research Achievements

数理解や数量を取り扱うスキルの獲得は,生活の質の向上させるうえで重要な学習課題である。しかしながら,知的障害のある子どもたちの数量概念の獲得状況を客観的に把握するためのアセスメントを開発する研究はほとんどない。本研究では,知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒を対象とした数量概念の獲得状況を把握するアセスメントを開発することを目的とした。数詞・数字の獲得に依拠しない量理解を評価する検査として線等分課題を,数詞・数字の獲得に依拠する課題として線描画課題と数直線課題を採用する。線描画課題は数を量に変換する操作を,数直線課題は量を数に変換する操作を要する点に差異がある。定型発達成人と知的障害児を対象として課題遂行成績と使用方略(眼球運動より分析)について検討し,アセスメントが反映する認知能力とアセスメントの有用性について検証する。
研究1として,知的障害のない成人を対象としてアセスメント課題の遂行成績と使用方略について分析した。この研究では,線等分課題(Landmark課題),数直線課題,線描画課題の3つの検査をターゲットとして,各課題の遂行成績に加えて課題遂行中の眼球運動をモニターし,視線動向から課題遂行の方略について分析した。2023年度中に実験を終了し,現在,分析を進めている。研究2として,知的障害のある児童生徒を対象として,線等分課題,線描画課題,数直線課題それぞれの遂行成績の個人差について検討するとともに,課題間の関連性を分析する計画である。2023年度は,算数の学習に困難を有する児童を対象として,上記の3課題を活用したアセスメントを実施し,個別の指導を行った。指導実践した事例研究のうち1例については,『個に即した支援を実現する通級指導の実践事例集』(美巧社)において報告した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

前年度に引き続き,新型コロナウイルス感染症の拡大のため,本研究に関わる検査を実施することが困難な時期があった。研究が断片的になってしまった。本研究では,軽微とはいえ検査のために身体的な接触を要する手続きがあったため,眼球運動を測定する研究を進めることに慎重にならざるを得なかった。
年度途中から,新型コロナウイルス感染症が「5類感染症」に位置づけが変更されてことにより,継続した研究が可能となり,キャッチアップを図っているところである。

Strategy for Future Research Activity

2024年度は,これまでコロナ禍の影響を受けて延期した研究1を中心に,2023年度に実施した実験結果の分析を行うとともに,補足的な研究を実施する計画である。研究内容については,基本的に変更はない。研究1では,知的障害のない成人を対象として線等分課題(Landmark課題),線描画課題,数直線課題それぞれの遂行成績と使用方略について分析するとともに,課題間の関連性について検証する。検査は個別に実施し,その遂行成績(行動指標)を取得するとともに,眼球運動測定装置を活用して課題遂行中の眼球運動をモニターし,視線動向から課題遂行の方略について分析する。研究2では,知的障害のある生徒を対象として,線等分課題,線描画課題,数直線課題それぞれの遂行成績の個人差について検討するとともに,課題間の関連性を分析する。検査は小集団で実施する。線等分課題,線描画課題,数直線課題を実施し,その遂行成績を分析する。

Report

(3 results)
  • 2023 Research-status Report
  • 2022 Research-status Report
  • 2021 Research-status Report
  • Research Products

    (2 results)

All 2023 2022

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 算数・数学でつまずきのある児童生徒に対するアセスメントと指導2022

    • Author(s)
      惠羅修吉
    • Journal Title

      発達障害研究

      Volume: 43 Pages: 378-386

    • Related Report
      2021 Research-status Report
    • Peer Reviewed
  • [Book] 個に即した支援を実現する通級指導の実践事例集 : 香川大学・特別支援教室すばるの試み2023

    • Author(s)
      中島栄美子・横山依子・惠羅修吉
    • Total Pages
      138
    • Publisher
      美巧社
    • ISBN
      9784863871830
    • Related Report
      2023 Research-status Report

URL: 

Published: 2021-04-28   Modified: 2024-12-25  

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