テキストマイニングによる学習支援に向けた口頭対話における学生発話の特徴抽出
Project/Area Number |
21K02857
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 09070:Educational technology-related
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
森廣 浩一郎 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40263412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川上 永子 四條畷学園大学, リハビリテーション学部, 准教授 (90342188)
掛川 淳一 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90403310)
小川 修史 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90508459)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2023: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2022: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
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Keywords | テキストマイニング / 特徴単語 / 大学教育 / 教材作成 / 教育工学 / 学習支援 / 教育実践 / 特徴表現 |
Outline of Research at the Start |
テキストマイニングに適した書き言葉とは異なる口語について,学習支援に繋がる情報がどの程度抽出可能であり,教育利用であるかを,作業療法士養成課程の学生を例に具体的な表現を抽出・利用することで,その実現方法を明らかにする.テキストマイニングの対象とする口頭対話のテキストデータが日本語として正確な文ばかりではないことを考慮して,N-gramを用いて特徴表現を抽出する.模擬患者とコミュニケーションをとる作業療法士を目指す学生の口頭対話における発話のテキストデータから適切に抽出された特徴表現の教育活用として,大学教員の指導方法改善や大学生の自己学習支援などを試みる.
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Outline of Annual Research Achievements |
学びの個別最適化などに向けた,教育のデジタルトランスフォーメーションが期待されている.学校における学習のプロセスでも様々なテキストデータは残されるが,これまでの教育では十分に活用されないことも多かった.本研究では,一見マイニングに適さない学習関連のテキストデータから,学びに対する支援の実現に向けた学習者の特徴的な情報の抽出とその活用について検討する.申請者らが実践研究してきた,単語・文法の誤りや誤字・脱字などを多く含む小学生が書いた文書からのテキストマイニングで抽出された情報の教育活用を発展させ,模擬患者とコミュニケーションをとる作業療法士を目指す学生による口頭対話のテキストデータからテキストマイニングにより具体的な特徴表現を抽出し,学習支援実現に向けて活用する.
これまでに収集した作業療法士養成課程の学生の口頭対話のテキストデータにおいて,同一成績集団の中でも語の使用に偏りがみられることが明らかになっている.これまでは成績集団ごとに抽出された特徴単語を論じてきたが,声かけにおける言語使用には個人的傾向が考えられる.今回,学生用教材等の更なる改善を志向し,抽出された特徴単語は全体の使用か学生個人に偏った使用かの検討を行う必要があると考え,作成した学生用教材等に用いた特徴単語について個人の使用頻度という観点から分析し,個別指導の必要性とその方法を検討した.令和5年度は,これらの成果を論文にまとめ投稿した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
データ分析と論文作成に時間を要したため,研究期間の延長を申請した.1年間の延長が認められたため,進捗状況は遅れているとした.
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Strategy for Future Research Activity |
論文の投稿が年度末となり,現在は査読の結果待ちをしている状態である.査読結果の到着後,補充的なデータ分析などを行い,成果をまとめて本研究を完了する予定である.
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)