免疫チェックポイント阻害剤抵抗性を改善する革新的膵癌治療法の開発
Project/Area Number |
21K07941
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 53010:Gastroenterology-related
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
飯田 忠 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (30878319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大野 栄三郎 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00447822)
石川 卓哉 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00792649)
川嶋 啓揮 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (20378045)
藤城 光弘 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (70396745)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2023: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | AM80 / ICI / 一細胞解析 / 膵癌 / 免疫チェックポイント阻害剤 |
Outline of Research at the Start |
膵がんに代表される難治がんは免疫チェックポイント阻害剤(以下ICI)に対して抵抗性であり、その原因としてCAFが重要な役割を担っている。近年の研究によりCAFを促進性から抑制性にリプログラム(CAF初期化)させることで抵抗性が改善される可能性が示唆されているがその有効性に関しては明らかとなっていない。我々はMeflinを指標とすることでCAF初期化薬の候補薬を既に同定しており、本研究ではこれらの薬剤とICIとの併用効果を検証し、間質をターゲットとした革新的新規治療法の確立を目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではAM80と免疫チェックポイント阻害剤との併用による腫瘍縮小効果の検証、非臨床検体を用いたAM80による免疫プロファイルの変化と作用機序の解明、さらには臨床検体を用いたAM80による免疫プロファイルの変化の検証を行う予定である。今年度は膵癌、尿路上皮癌、胃癌、肺癌のマウスモデルに対してICI(抗PD-1抗体あるいは抗PD-L1抗体)とAM80との併用による有効性を確認することができた。また、一細胞解析を用いたところAM80投与群はAM80非投与群と比べ、リンパ球、マクロファージにおいて変化が見られ、特にマクロファージの変化がICI感受性を増強していることが判明した。さらに一細胞解析だけでなく、免疫染色やフローサイトメトリーを使用して追加で検証する予定である。また、この免疫細胞の変化がCAFを介しての作用であるかどうか、その場合のメカニズムに関しても確認しているところである。医師主導治験も始まり十数例検体は採取できおり、こちらに関しても評価を行う方向で進めている。 臨床応用に向けて非臨床性の充足性に関してレギュラトリーサイエンス戦略相談事前面談を行った。AM80とICIの併用の臨床試験を実施することについて追加の非臨床安全性試験が必要か確認したが、特に追加は不要であるとの回答を得ている。追加での臨床試験を計画しており、さらに追加で臨床検体が今後得る方向で進めている。当初の計画通り実験は進んでいると考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究ではAM80と免疫チェックポイント阻害剤との併用による腫瘍縮小効果の検証、非臨床検体を用いたAM80による免疫プロファイルの変化と作用機序の解明、さらには臨床検体を用いたAM80による免疫プロファイルの変化の検証を行う予定である。今年度は膵癌、尿路上皮癌、胃癌、肺癌のマウスモデルに対してICI(抗PD-1抗体あるいは抗PD-L1抗体)とAM80との併用による有効性を確認できた。また、一細胞解析を用いAM80投与群はAM80非投与群と比べ、リンパ球、マクロファージにおいて変化が見られ、特にマクロファージの変化がICI感受性を増強していることが判明した。さらに一細胞解析だけでなく、免疫染色やフローサイトメトリーを使用して追加で検証する予定である。この免疫細胞の変化がCAFを介しての作用であるかどうか、その場合のメカニズムに関しても確認しているところである。医師主導治験も始まり十数例検体は採取できおり、こちらに関しても評価を行う方向で進めている。 臨床応用に向けて非臨床性の充足性に関してレギュラトリーサイエンス戦略相談事前面談を行った。AM80とICIの併用の臨床試験を実施することについて追加の非臨床安全性試験が必要か確認したが、特に追加は不要であるとの回答を得ている。追加での臨床試験を計画しており、さらに追加で臨床検体が今後得る方向で進めている。当初の計画通り実験は進んでいると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
一細胞解析を用いAM80投与群はAM80非投与群と比べ、リンパ球、マクロファージにおいて変化が見られ、特にマクロファージの変化がICI感受性を増強していることが判明した。今年度はさらに一細胞解析だけでなく、免疫染色やフローサイトメトリーを使用して追加で検証する予定である。この免疫細胞の変化がCAFを介しての作用であるかどうか、その場合のメカニズムに関しても検証を行い論文化を目指す。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)
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[Journal Article] Pharmacologic conversion of cancer-associated fibroblasts from a protumor phenotype to an antitumor phenotype improves the sensitivity of pancreatic cancer to chemotherapeutics2022
Author(s)
Iida T, Mizutani Y, Esaki N, Ponik SM, Burkel BM, Weng L, Kuwata K, Masamune A, Ishihara S, Haga H, Kataoka K, Mii S, Shiraki Y, Ishikawa T, Ohno E, Kawashima H, Hirooka Y, Fujishiro M, Takahashi M, Enomoto A
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Journal Title
Oncogene
Volume: 41
Issue: 19
Pages: 2764-2777
DOI
Related Report
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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[Journal Article] Comparison of outcomes between secondary fully covered and uncovered self-expandable metal stents in the treatment of recurrent biliary obstruction of pancreatic cancer2022
Author(s)
Kataoka Kunio, Kawashima Hiroki, Ohno Eizaburo, Ishikawa Takuya, Mizutani Yasuyuki, Iida Tadashi, Furukawa Kazuhiro, Nakamura Masanao, Honda Takashi, Ishigami Masatoshi, Fujishiro Mitsuhiro
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Journal Title
SURGICAL ENDOSCOPY AND OTHER INTERVENTIONAL TECHNIQUES
Volume: 36
Issue: 8
Pages: 5676-5683
DOI
Related Report
Peer Reviewed
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[Book] 消化器・肝臓内科2021
Author(s)
飯田 忠, 水谷 泰之, 石川 卓哉, 大野 栄三郎, 川嶋 啓揮, 榎本 篤, 藤城 光弘
Total Pages
4
Publisher
科学評論社
Related Report
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