Association between ventilator induced lung injury caused by double triggering and mode of mechanical ventilation
Project/Area Number |
21K09062
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 55060:Emergency medicine-related
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Research Institution | Japan Association for Development of Community Medicine |
Principal Investigator |
則末 泰博 公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), 東京ベイ・浦安市川医療センター, 救急・集中治療科 部長 (90870428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 宗之 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 集中治療科・医師 (00774647)
川村 篤 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 集中治療科・副部長 (00546913)
京極 都 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 集中治療科・診療主任 (00795445)
宮庄 拓 酪農学園大学, 獣医学群, 准教授 (50568996)
片岡 惇 公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), 練馬光が丘病院, 科長 (50870408)
伊東 幸恵 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪母子医療センター(研究所), その他部局等, 集中治療科・医長 (70870442)
藤谷 茂樹 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (50465457)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,860,000 (Direct Cost: ¥2,200,000、Indirect Cost: ¥660,000)
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Keywords | 人工呼吸器関連肺障害 / 2段呼吸 / 二段呼吸 / 横隔膜傷害 |
Outline of Research at the Start |
COVID-19による呼吸不全患者など、死腔増加や肺組織の炎症により吸気努力が強い場合、人工呼吸器からの送気が2回連続でトリガーされてしまう「二段呼吸」が頻回に発生してしまう傾向がある。「従圧式」は設定された圧を吸気中に保つモード、「従量式」は設定された換気量を吸気中に肺に送る呼吸器モードであり、欧米では従量式が頻用されている。本研究では、「強い吸気努力により二段呼吸が一定の頻度で発生する条件下では、従圧式に比べて従量式による呼吸管理の方が一回換気量と経肺圧、さらに呼吸仕事が大きく、従って肺傷害と横隔膜傷害の度合いが強い」という仮説を動物実験で証明することを目的とする
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Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である2023年度は、PCV群とVCV群でそれぞれ4頭ずつのブタで予定通りの実験を行い、全ての実験を終了した。 研究期間全体を通じて、合計16頭のブタで実験を行った。ダブルトリガーが生じていないSingle breathにおける一回換気量の設定が同一であっても、吸気努力が強いことによる二段呼吸において、従圧式に比べて従量式の方が一回換気量(287ml vs 543ml, p<0.001)および吸気終末の経肺圧(16.41cmH2O vs 30.22cmH2O, p<0.001)の平均値が有意に高い事が確認された。16頭の肺の病理検体のスコアリングを行った。各換気モードにおいて、肺傷害スコアのばらつきが多く、VCV群の平均値は2.71、PCV群の平均値は3.88であり、有意差は認められなかった。 結論として、各換気モードにおけるダブルトリガー時の一回換気量、気道内圧、経肺圧は、VCVの方が有意に高いが、肺傷害スコアには換気モード間で有意差がなかった。各郡において肺傷害が最小限である個体と重症の個体が混在しており、換気モードによる肺へのStressおよびStrainの度合いの違い以外に、肺傷害に関与している因子の存在が疑われた。本実験で得られた圧・流量波形を元に、メカニカルパワーや吸気努力などの変数と肺傷害の関係をさらにサブ解析として探索する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(1 results)