携帯型デバイスを用いた要介護高齢者における夜間の排尿ケア支援方法の構築
Project/Area Number |
21K11115
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 58080:Gerontological nursing and community health nursing-related
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
辻本 研一 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (90866592)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
窪田 泰江 名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (00381830)
安井 孝周 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (40326153)
寺田 隆哉 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (70620607)
吉川 美保 岐阜協立大学, 看護学部, 講師 (80444248)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 夜間頻尿 / 排尿ケア / 排尿アセスメント / 排尿検知 |
Outline of Research at the Start |
排尿ケアが必要な人の排尿管理は、排尿日誌のデータをもとに実施されている。その排尿日誌の記録は、介護者による定時の排尿チェックによるものである。この現状では、排尿の回数、排尿した時間、尿量といった排尿パターンがつかめていない。 本研究は、こういった未知である夜間の排尿パターンを解明し、よりよい排尿ケアを提供するシステムを構築することが目的である。本研究では睡眠を妨害せずに夜間の排尿パターンを調べることができる2種類の携帯型デバイスを用いて、夜間の排尿パターンの正確な解析を実施し、既往歴や現疾患との関連性を分析し、実践に即した最も必要なアセスメントを確立する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、携帯型の排尿検知デバイスを用いて夜間における排尿パターンを詳細に解析し、その上で疾患との関連性について調査、分析すること、特定の疾患における夜間の排尿パターンの傾向を把握し、最適な排尿ケアについて、一定数のパターン化を図ることである。本年度の研究実施計画として、1.排尿検知デバイスの超音波プローブ(検知部)を固定する治具の設計および3D造形、2.3D造形した治具にて排尿パターンの計測試験、3.排尿検知デバイスを用いた夜間の排尿データ収集プロトコルの再構築、4.プロトコルに基づき15名の被験者において夜間の排尿パターンを計測、データを収集することを予定した。本年度は計画1から計画4までを進め、計画4においては要介護者女性2名(計12回)の患者の排尿データを収集し解析した。データ収集のために3D造形した超音波プローブ固定治具の効果もあり、おおむね安定的に排尿パターンのデータを取得することができた。しかし、新たな課題が判明した。その課題とは患者下腹部の皮下脂肪の厚さに応じた適切な角度を有するプローブ固定治具を選定するプロトコルの再構築が必要であること、患者の寝姿勢(仰臥位・側臥位)の体位変換による測定値の変動があり、その影響により排尿データが取得できていない時間帯があった。課題解決として、超音波プローブを固定する治具を再設計しつつ、患者個々の皮下脂肪の厚さに対応した角度を選定するプロトコルを構築することで、より安定的に排尿データを取得できるよう修正した。また、患者の寝姿勢の体位変換については睡眠モニター(眠りSCAN)のデータも併用し、寝返りによる体位変換と排尿データとを時間軸で照合しながら、排尿パターンの解析を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年同様に新型コロナウイルスの感染拡大により、介護施設への立ち入りが制限されたなど、計画の推進に影響はでたが、計画1から計画4までを実施、計画4において要介護者女性2名(計12回)の患者の排尿データの計測を行った。その結果、新たな課題が判明した。その原因は超音波プローブを固定する治具の再構築が必要であること、寝姿勢の体位変換により測定値の変動があることがわかった。対策として、超音波プローブの固定治具の修正や、睡眠モニターのデータを活用しながら取得した排尿データより排尿パターンの解析を実施している。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き3Dプリンタを用いて超音波プローブの固定用治具を試作造形しながら、眠りスキャンのデータも活用し排尿データ収集プロトコルの再検討を進めつつ、他の患者の排尿データの計測および排尿パターンの解析を進めていく。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)