Project/Area Number |
21K11452
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 59020:Sports sciences-related
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Research Institution | Kokushikan University |
Principal Investigator |
熊川 大介 国士舘大学, 体育学部, 教授 (40439279)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2025: ¥130,000 (Direct Cost: ¥100,000、Indirect Cost: ¥30,000)
Fiscal Year 2024: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2023: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
Fiscal Year 2022: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2021: ¥520,000 (Direct Cost: ¥400,000、Indirect Cost: ¥120,000)
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Keywords | スピードスケート / 体力 / 競技パフォーマンス / レースパターン |
Outline of Research at the Start |
本研究では、ジュニアからシニア世代における一流選手を対象として、体組成、筋パワー、無酸素性運動能力、有酸素性運動能力の測定を行い、レースパターン及び競技成績との関連を検討することで、“どの体力要素を、いつまでに、どれだけ発達させるのか”を種目別、男女別に明らかにすることにより、性及び種目に応じて強化すべき体力要素の目標水準の示唆を行う。そして、指導現場で体力測定データ等の客観的指標を基にしたレースパターン設定及び競技成績の新たな予測方法を普及・定着させることが本研究のゴールとなる。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ジュニアからシニア世代における国内一流スピードスケート選手の体力的特性を明らかにし、競技成績及びレースパターンとの関連を検討することで、競技レベル・競技種目・性・年代に応じた新しい目標体力水準を定めることである。3年目となる令和5年度はデータ収集、分析及び学会での公表を主たる目的として活動を行った。このうち、データ収集に関しては概ね計画通り遂行し、さらに前年度までに収集したデータをまとめ国際学会大会において成果を発表した。 令和5年度のデータ収集は、前年度に引き続きスピードスケートシニア強化選手、ジュニア強化選手を対象とした体力測定を実施した。跳躍能力は,動作に制限を加えない跳躍、腕振りを制限した跳躍、膝関節角度90度の姿勢から脚を伸展させるだけの跳躍の3条件の垂直跳びにおける跳躍高を測定し、1動作における最大パワーの評価を行った。また、無酸素性作業能力は30秒ウインゲートテストによる最大及び平均パワーによって評価した。さらに有酸素性作業能力は連続的漸増負荷法による心肺運動負荷試験を実施し、最大及び最大下運動中のパワー及び代謝測定によって評価した。 競技会におけるレース分析は、2023年10月及び12月に行われた国内競技会において実施した。対象競技は500m、1000m、1500mとし、滑走中の選手をホームストレート中央付近のスタンドより、デジタルビデオカメラを用いて追従撮影した。得られた映像から、ストレートとカーブとの境界線やストレート中央ラインを通過したフレームを読み取り、各区間のコース上の距離を当該区間に要した時間で除すことにより区間の平均速度を算出した。 本年度はこれらの結果から、ジュニア及びシニア選手における体力測定項目の専門種目特性について検討を行った。この成果は、2024年度の国際学会で発表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
令和5年度に計画していた測定及び分析はほぼ予定通り実施することができたのでおおむね順調に進展していると判断できる。前年度及び本年度測定を行った対象者はシニア・ジュニアの両カテゴリーにおいて短距離種目を専門とする競技者と中長距離種目を専門とする競技者に分類することができた。従って、競技種目及び年代による体力水準を整理することができた。これらの分析結果は予定通り国際学会での成果発表に至っている。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度までに体力及び競技会におけるデータ収集は概ね完了したため、令和6年度は、これまで実施してきた体力測定データを集約し、競技レベル、競技種目、性に応じた目標体力水準について整理を進める。その中で、必要に応じて追加データの取得を行う。これまで取得した体力測定データの一部を7月に行われる国際学会で発表するとともに、論文投稿を行う予定である。
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