Universities programs promoting committed people in regions
Project/Area Number |
21K12469
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 一般 |
Review Section |
Basic Section 80020:Tourism studies-related
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Research Institution | Hannan University |
Principal Investigator |
堀内 史朗 阪南大学, 国際観光学部, 教授 (90469312)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,900,000 (Direct Cost: ¥3,000,000、Indirect Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 関係人口 / 社会連携事業 / フィールドワーク / 社会シミュレーション / 人口減少 / 創造都市 / 地方創生事業 / ジェントリフィケーション / PBL / PBL授業 / キャリア / 産官学連携 / 大学教育 |
Outline of Research at the Start |
都市に在住する人々が、観光がきっかけで人口減少が進む地方への「関係人口」となり、地方の住民と様々な形で関わることが地方創生事業において期待されている。しかし観光客の追跡調査は容易ではない。本研究課題では、大学が実施する地方での社会連携事業に注目し、地方を訪れた大学生が事業後・卒業後に「関係人口」へ変化する仮説を抽出する。都市在住者を対象とした量的調査によって、観光客を関係人口へ変化する仮説を検証する。また、都市と地方の交流を模した社会シミュレーションによって、関係人口の将来推計モデルを提案する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は大学の社会連携事業によって、関わった大学生と地域にどのような変化が起こり、その結果として関係人口が産まれる条件を明らかにしようとしている。 昨年度まで、社会連携事業に関わった学生・卒業生に対するインタビューを、zoomなどのオンラインアプリを利用して実施し、インタビューした学生がじっさいに活動をした地域の視察を行ってきた。インタビューをしてきた学生の多くが、デザイン思考で地域に関わるか、あるいはSDGsなど環境や格差などの問題意識を持って引き続き地域で活動している。なかには地域に移住した学生もいた。 今年度は、学生や卒業して間もない若者が関わることのできる各種事業の調査を進めた。具体的には地域で展開するアートプロジェクトやマルシェである。調査を通して、若者たちが地域と連携する実態についての示唆を得た。そのうえで、学生の頃に地域活動をした大学卒業生1000人を対象としたウェブ調査を実施した。学生の頃に関わった地域へ卒業後も訪れるのは、どのような体験を行い、どのような価値観を持っているものなのかを明らかにしようとしている。得られたデータは分析中であるが、田舎へ繰り返し訪問する卒業生の傾向は、それ以外の卒業生と比べて、より起業志向が強そうである。2024年度中の学会発表、論文化を目指す。 都会出身の若年者が地域への移住をするにあたっては、受け入れる地域側にも条件が必要なはずである。この地域の特性を明らかにするための共同研究を開始した。共同研究者たちの知見を踏まえ、共著論文として一報を報告済みであり、もう一報は査読中である。 そして、本科研費での研究成果を一部に含んだ単行本『モビリティ時代の暮らし』を出版した。この本では、モビリティ(人々の移動性)が高まるなかでの社会の有り様について実証データを踏まえて考察している。本研究の方向性を示しているものである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
コロナ禍もおさまり、フィールドワークなど必要な調査は十分にできた。
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Strategy for Future Research Activity |
論文の査読に時間がかかったため、1年間の延長をした。成果発表をおこなって、研究の完了をしたい。
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Report
(3 results)
Research Products
(18 results)
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[Book] 数理社会学事典2022
Author(s)
数理社会学会 数理社会学事典刊行委員会
Total Pages
782
Publisher
丸善出版
ISBN
9784621306659
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