Project/Area Number |
21K12935
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02010:Japanese literature-related
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Research Institution | Tenri University |
Principal Investigator |
高橋 諒 天理大学, 図書館, 司書研究員 (50880233)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2025: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2024: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
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Keywords | うつほ物語 / 伝本 / 本文 / 中古文学 / 文献学 / 本文校訂 / 校本 / 『うつほ物語』 |
Outline of Research at the Start |
本研究は、『うつほ物語』諸本のうち、従来十全たる検証がなされてこなかった系統本について、『うつほ物語』全巻の校本を作成することによって、各本文系統の性格や伝流を詳らかにする。また、蔵書目録や古記録類等の外部資料を参看しつつ、校本を活用し各系統の本文を比較対照することで、『うつほ物語』諸本における本文成立史を解明することを目的とする。その上で、『うつほ物語』のように古写本の残らない作品に対する本文批判の方法を新たに構築することを目指す。 具体的には、(A)『うつほ物語』諸本および関係諸資料の博捜・調査、(B)収集した伝本の翻刻に基づいた校本の作成・分析・考察の2点を主たる方法として明らかにする。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、『うつほ物語』諸本のうち、これまで等閑視されてきた三系統(流布本・浜田本・木曽本)の伝本群について、『うつほ物語』全巻の校本を作成することによって、各本文系統の性格や先後関係を詳らかにするものである。また、蔵書目録や古記録類等の外部資料を参看しつつ、校本を活用し各系統の本文を比較対照することで、『うつほ物語』諸本の本文成立史を解明することを目的としている。そして、『うつほ物語』のように古写本の残らない作品に対する本文批判の方法を新たに構築することをも目指すものである。 具体的には、(A)『うつほ物語』諸本および関係諸資料の博捜・調査、(B)収集した伝本の翻刻に基づいた校本の作成・分析・考察の2点を主たる方法として明らかにする。 今年度は、三系統本の悉皆調査および本文の分析を行った。三系統本については、現在所在が確認されるもののうち、浜田本系統の伝本を中心として書誌調査および本文の分析を進めた。なお、収集については、未撮影の伝本がいくつかあるが、新型コロナウイルスの影響も考慮に入れつつ、引き続き撮影を行っていく予定である。 上記の調査・収集・分析に加えて、現存四系統に分かれる『うつほ物語』の各系統本文を対照できるよう、昨年度に引き続き、各伝本の翻刻や校本データ作成を行った。悉皆調査によって得た伝本の書誌および翻刻に基づいて、今年度は口頭発表を1回行い、単著論文を3本執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね当初予定通りの進捗であったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、いくつかの調査を中止・延期せざるを得なかった。代わりに伝本の紙焼写真の収集・本文の分析に努めた。
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Strategy for Future Research Activity |
現在確認されている三系統の伝本については引き続き書誌調査を継続し、併せて本文比較による分析を進めていく。また、『うつほ物語』関連資料の博捜・収集・分析も継続する。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、資料調査の予定が一部見通せない状況にあるが、資料調査が可能となった際に動き出せるよう、既に収集した資料の詳細な分析を進めつつ、関連資料の精査に努めたい。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)