Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、自然言語における「義務」「推量」などを表すモーダル表現一般について普遍的に成り立つ法則・制約の探求が行われているが、そのような研究は、「思う」などの態度動詞、mustなどの法助動詞、「ようだ」「そうだ」などの証拠性表現といったそれぞれのカテゴリ内でどのような普遍性が成り立つか、という議論に終始していた。本研究はmust、shouldの助動詞と証拠性表現(まとめて推量表現と呼ぶ)の2つのカテゴリに属する言語表現を「時間的制約」と「推量の形式」という2つの意味的観点から横断的に分析し、その意味の現れ方に法則性が無いかどうかを検証する。