Project/Area Number |
21K13045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 02090:Japanese language education-related
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
川光 真二 関西外国語大学, 外国語学部, 助教 (20878293)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2023: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2022: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 日本語教育 / ライティング教育研究 / 教員養成・研修 / 教師の成長 / ジャンルアプローチ / ライティング |
Outline of Research at the Start |
本研究の目的は、日本語教員養成課程関連科目を履修している大学生がジャンルアプローチをどのように捉え、実践するかを明らかにし、教員養成教育の視座から日本語教育におけるジャンルアプローチの実行可能性を考察することである。研究方法はエスノグラフィー事例研究とする。ジャンルアプローチの理解と実践を目標とした全15 回のワークショップを実施し、質問紙やインタビューなどからデータを集める。質的データ分析後、事例研究としてまとめ、日本語教育におけるジャンルアプローチの実行可能性を考察する。
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Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、日本語教員養成関連科目履修者を対象に、ジャンルアプローチの理解を目指したワークショップを開発・実施し、得られた知見からジャンルアプローチの実行可能性および教員の自己成長について検討する。令和5年度は、主に以下の5つのことに取り組んだ。 ①2023年春学期に行ったジャンルアプローチに基づいた自身のライティング指導の実践に関して、教材開発や実践内容を中心に省察を行い、その省察をカナダ日本語教育振興会年次大会で発表した(ポスター発表, 2023年8月17日、18日)。また、その内容を論文の形にまとめ、同学会のProceedingsに提出した。 ②アメリカマサチューセッツ大学大学院の研究者から、本研究課題に対してフィードバックをもらった。 ③ワークショップで使用するサンプルテクスト(介護記録)のテクスト分析(節と節がどのように連結しているか)を行い、日本機能言語学会秋期大会で分析結果および考察を発表した(2023年10月14日、15日)。また、その分析結果および考察を論文の形にまとめた。同学会のProceedingsに提出する予定である。 ④上の①で挙げたライティング指導実践について、学生の質問紙コメントを主なデータとし、ジャンルアプローチの日本語教育における実行可能性を考察した。考察は英語論文の形にまとめ、ライティングと教育に関するジャーナルに提出した。 ⑤勉強会などに積極的に参加し、得られた知識をワークショップ開発に活かした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
勤務校においてこれまで担当していなかった講義を複数担当することになり、そのための授業準備や打ち合わせに多くの時間を費やしたことが一因であると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度である令和5年度は、以下のことに取り組む予定である。 ①ワークショップで使用する教材作成を完成させ、ワークショップの実践およびデータ収集を行う。 ②ワークショップで集めたデータの分析、調査のまとめを行い、学会および論文等で発表する。
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