Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、我々の生活の質の向上のために自動車のフロントガラスやパーティションなどの透明材料に利用される透明発光体の開発が進められている。本研究では、凝集状態でも効率よく発光する凝集誘起発光性分子を用いて単分子膜を構築し、その発光挙動を調査することを目的とする。発光性単分子膜を利用することで透明性を維持したまま軽量でフレキシブルな発光体への応用が期待される。さらに、単分子膜を形成する分子の中心骨格に電子供与もしくは吸引基を導入することで単分子膜の発光波長を制御することにも挑む。