Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
本研究では、半導体中の電子スピンをラゲールガウスビームを用いて全光操作する。スピン軌道有効磁場によるスピン局所操作は移動距離と経路に依存するため、どれだけ小さい分解能で自在に経路制御ができるかがスピン操作の要となる。そこで、ラゲールガウスビームの有する軌道角運動量を用いて光励起した電子スピンを軌道運動させることで、スピンの局所領域全光操作を実証する。光の回折限界オーダーの局所スピン操作を可能にするだけでなく、「光」という共通ツールでスピンの生成・操作・検出が可能なシームレスな全光型スピンデバイスの創成につながる。