Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
近年、生体内で産生される代謝物は疾病と関連する診断マーカーとして機能することから医学研究分野を中心に注目されている。従来の代謝物解析法は、主に液体クロマトグラフィー質量分析計 (LC-MS) などが用いられているが、質量分析計の原理上、統一的な定量値の評価が難しいという課題を抱えている。以上を踏まえ、本研究では、代謝物の構造情報をDNAの配列情報に置き換えうるシステムを新たに設計することを目指した。定量PCRや次世代シーケンサーにより、置き換えたDNAを統一的に、かつ超高感度に定量し、新たな代謝物解析手法を確立する。