Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
医薬品開発において天然化合物は重要な資源であるが、希少な海洋天然化合物の供給手段が課題となっている。例えば抗がん剤はホヤに共生する難培養微生物によって生産されると考えられているため、合成生物学的手法による生産手法の開発が望まれている。本研究では、カイメン由来のET-743類縁化合物renieramycin類を題材として、10個以上の生合成遺伝子の発現を最適化することによって、異「属」発酵生産系の確立を目指す。本研究で得られた知見を様々な有用天然化合物の発酵生産に応用することで、創薬研究の加速に繋がると期待される。