Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
"海のお米"と称されるカイアシ類は栄養価が高く、理想的な生物餌料として、魚類種苗生産での利用が期待されている。しかし、カイアシ類の大量培養は、生産性が低く、生産コストが高いという課題がある。カイアシ類培養では微細藻類を餌料に用いますが、微細藻類培養には栄養、光源や曝気エネルギが必要であり生産コストが高い。本研究ではカイアシ類が自然界で捕食している繊毛虫(ゾウリムシの仲間)に着目した。繊毛虫は食品廃棄物で育てることが可能で、旋毛虫を与えるとカイアシ類の卵の生産数が増加する例が報告されているため、食品廃棄物で育てた旋毛虫をカイアシ類へあたえるプロセスを確立し生産コストの削減と生産性向上を目指す。