Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は筋萎縮・筋力低下を呈する運動ニューロン疾患であるが、治療薬開発は難渋している。その原因の一つに動物モデルで認められた病態が必ずしもヒト病態を反映していないことが考えられ、本研究は、 ヒト病態を起点にし、それらを細胞・動物モデルで検証し、 人とモデル細胞・動物で共通する病態を見出すことを目的とした。申請者はALS患者の血清メタボローム解析と、細胞モデルでの検討から、キサンチン代謝が進行病態に関連することを同定した。本研究では、キサンチン代謝への介入をALS 動物モデルに展開し、ALSにおける病態進行のメカニズム解明を進める。