Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
乾癬性関節炎は、本邦に40万人以上いる皮膚乾癬に14-15%の割合で合併する関節炎である。診断の遅れは不可逆的な関節破壊を生じるため、早期診断が重要である。関節炎のない乾癬患者には、無症候性の炎症が腱の付着部に見られ、その頻度が高いと関節炎を発症しやすいことが報告されている。そのため、無症候性炎症を捉えることが早期診断につながる可能性がある。本研究では、この無症候性炎症がMRIで非侵襲的に定量できるかを評価するため、健常者・乾癬・乾癬性関節炎の3群間の無症候性炎症をMRIで計測・比較することを目的とする。