Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
低アルブミン血症の治療として,今までのアルブミンを体外から補充する方法ではなく,自らの脂肪細胞を用いて体内でアルブミンを産生させることにより補充するという画期的な手法として,アルブミン遺伝子を導入したヒト前脂肪細胞の自家移植という方法に着目し,本研究にて解明を進めていく.脂肪細胞によるアルブミン産生量については,一般的な肝細胞と同程度の産生量を得られれば,一日量としては十分なアルブミン補充が可能であると推察される.また,本手法は間欠的な投与ではなく,体内で持続的にアルブミンを補充できる手法であり,仮に少ないアルブミン産生量であっても十分な効果を発揮するものと期待される.