Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
動脈硬化による心血管イベント発症リスクはスタチン投与後にも残存し、残余リスクの一つとして炎症が注目されている。関節炎が動脈硬化に及ぼす影響を検討することは、動脈硬化進展の残余リスクの解明、新規治療の確立につながる。本研究代表者は、慢性関節炎モデルであるSKGマウスと、動脈硬化モデルであるApoEノックアウトマウスを交配させ、関節炎と動脈硬化を同時に発症するモデルマウス(ApoEノックアウトSKGマウス)を樹立した。本研究課題では、このモデルマウスを用いて、関節炎が動脈硬化に及ぼす影響とその病態を明らかにし、有効な治療法の候補を検索する。