Project/Area Number |
21K16927
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Research Category |
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Basic Section 56070:Plastic and reconstructive surgery-related
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Research Institution | Hyogo Medical University |
Principal Investigator |
石瀬 久子 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (30567194)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2022)
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Budget Amount *help |
¥3,770,000 (Direct Cost: ¥2,900,000、Indirect Cost: ¥870,000)
Fiscal Year 2023: ¥910,000 (Direct Cost: ¥700,000、Indirect Cost: ¥210,000)
Fiscal Year 2022: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | ケロイド / 細胞老化 / 老化細胞 / セノリティクス / 炎症 / 慢性炎症 / 創傷治癒 |
Outline of Research at the Start |
ケロイドは、赤く盛り上がった傷で痛みや痒みを伴い、時にはQOLを低下させる難治性疾患である。現状の治療では、持続する炎症の抑制を目的としているが、いかなる治療を組み合わせ尽くしても、再発や、炎症の持続が残存する症例に遭遇する。近年、糖尿病性加齢黄斑症や変形性膝関節症など慢性炎症を伴う疾患において、老化細胞の存在が指摘されている。‘老化細胞’は、細胞の分裂周期が停止した細胞で、炎症性サイトカインなどを含む生理活性物質を分泌し、周囲の正常組織に炎症を引き起こすことが報告されている。本研究では、慢性炎症が持続する疾患である‘ケロイド’と‘老化細胞’の関係について解明することを目指す。
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Outline of Annual Research Achievements |
周囲の炎症よりケロイドの悪化が見られる症例を経験しており、周囲の環境(炎症)がケロイドの増悪因子になる可能性を示唆する所見であると考えている。これまで、ケロイド周囲においてIL-6の発現上昇している結果を得ている。現在、ケロイド皮膚及び正常皮膚検体の免疫染色を行い解析中である。細胞老化随伴分泌現象(SASP)マーカーとしてIL-6,IL8,VEGF、Bata-galactosidaseなどの測定を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究では人のケロイド組織を用いて、ケロイド組織周辺に老化細胞が存在しているか調査する策定である。ケロイド患者で手術に至る症例が少なく検体の採取が進まず、検証に至っていない。
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Strategy for Future Research Activity |
ケロイド組織の検体が十分に採取が困難な場合は、他の手術時に採取可能な余剰皮膚などの正常皮膚を使用してまずは正常組織における老化細胞の有無についての検討も考慮する。
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