Project/Area Number |
21K19459
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Review Section |
Medium-sized Section 52:General internal medicine and related fields
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
花岡 宏史 関西医科大学, 附属光免疫医学研究所, 教授 (50361390)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 美香子 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (20344351)
石岡 典子 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子応用研究所 放射線生物応用研究部, 部長 (30354963)
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Project Period (FY) |
2021-07-09 – 2024-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2023)
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Budget Amount *help |
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2023: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2022: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000)
Fiscal Year 2021: ¥1,950,000 (Direct Cost: ¥1,500,000、Indirect Cost: ¥450,000)
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Keywords | 光免疫療法 / チェレンコフ光 / 放射性薬剤 / クリック反応 |
Outline of Research at the Start |
光免疫療法は、新たながん治療法として注目されており優れた治療効果を示しているが、がんに対してどのように光を照射するかというのが一つの課題である。一方、放射性薬剤が放出するチェレンコフ光は、光免疫療法の光源として利用可能であると考えられる。そこで本研究では、光免疫療法に用いるのに適した新規放射性薬剤を開発することで、外部からの光照射を必要としないチェレンコフ光による新たな光免疫療法を確立することを計画した。
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Outline of Annual Research Achievements |
光免疫療法は新たながん治療法として注目されており、臨床において優れた治療効果を示している。しかし光免疫療法においては、がんに対してどのように光を照射するかというのが一つの課題である。一方、放射性薬剤が放出するチェレンコフ光は、光免疫療法の光源として利用可能であると考えられる。そこで本研究では、光免疫療法に用いるのに適した新規放射性薬剤を開発することで、外部からの光照射を必要としないチェレンコフ光による新たな光免疫療法を確立することを計画した。 昨年度の検討において、90Y標識薬剤としては、DOTAをリンカーを介してテトラジンと結合した前駆体を作製し、抗体に対しては光感受性色素であるIR700およびテトラジンとクリック反応するTrans-Cyclooctene(TCO)を結合した。DOTA-テトラジンを90Y標識した後、クリック反応によりIR700結合抗体に導入したが、チェレンコフ光によるIR700の化学変化は認められなかった。その理由として、放射性核種とIR700の距離がまだ離れすぎているからではないかと考えた。そこで本年度はIR700と放射性核種の距離を近づけるために、IR700とTCOを結合した分子を合成し、それを活性エステルにより抗体に導入したIR700結合抗体を作製した。この分子に対して90Y-DOTA-Tzを反応させて、チェレンコフ光によるIR700の化学変化を検出しようと試みたが、90Y-DOTA-TzとDOTA-Tzの分離ができなかったため、前駆体であるDOTA-TzによりTCO-抗体が阻害されてしまい、90YをIR700近傍に結合させることができなかった。
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