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脂肪組織常在性マクロファージの生理・病態的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 22790312
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pathological medical chemistry
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

瀬川 勝盛  京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (20542971)

Project Period (FY) 2010 – 2012
Project Status Completed (Fiscal Year 2011)
Budget Amount *help
¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2011: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Fiscal Year 2010: ¥780,000 (Direct Cost: ¥600,000、Indirect Cost: ¥180,000)
Keywords脂肪組織 / マクロファージ / 貪食
Research Abstract

本研究の目的である常在性マクロファージの生理・病態学的意義を検討するために、該当年度は、死細胞を貪食したマクロファージを可視化できるマウスを用いて、脂肪組織マクロファージが死細胞を貪食しているかを確認した。具体的には、マクロファージのリソソーム内に存在するDNaseIIを欠損させたマウスを使用する方法である。DNaseIIは貪食した死細胞の染色体DNAを素早く分解することが報告されている。一方、DNaseIIを欠損したマクロファージは、貪食能は有するが、その後の死細胞DNAの分解ができない。従って、死細胞を貪食したDNaseII欠損マクロファージのリソソームには多くのDNAが蓄積する。このリソソーム内の蓄積したDNAを染色することで(DAPIまたはTUNEL染色)組織中のマクロファージが実際に死細胞を貪食しているかを感度良くとらえることが可能となる。
この方法及び、TUNEL染色を用いたアポトーシス細胞の検出を試みたが、痩せ型および肥満の脂肪組織で多くの死細胞が生じ、貪食されているという仮説を支持する結果は得られなかった(未発表データ)。このことから、脂肪組織に常在するマクロファージには、死細胞の貪食ではない、脂肪組織の恒常性維持に重要な役割があることが示唆された。今後、常在性マクロファージが脂肪組織においてどのような役割を担っているのかについて検討する。

Report

(1 results)
  • 2010 Annual Research Report

URL: 

Published: 2010-08-23   Modified: 2016-04-21  

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