Project/Area Number |
22929006
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
薬学Ⅳ
|
Research Institution | 社会医療法人生長会府中病院 |
Principal Investigator |
小泉 祐一 社会医療法人生長会府中病院, 薬剤師
|
Project Period (FY) |
2010
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
|
Budget Amount *help |
¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2010: ¥570,000 (Direct Cost: ¥570,000)
|
Keywords | レジメン管理システム / がん化学療法 / オーダリングシステム |
Research Abstract |
【研究目的】 近年、新規抗がん剤の開発や支持療法の発達により、がん化学療法は複雑化している。しかし当院薬剤部ではレジメン登録制やレジメン監査についての業務は確立しておらず、レジメン様式も画一したものではなかった。そこでレジメン登録制を開始し、院内のレジメンを全科統一した。さらに電子カルテと連動させた、がん化学療法レジメン管理システム(以下、管理システム)を構築し運用を試みたので報告する。 【研究方法】 レジメンを全科で標準化するために各診療科部長と協議し、最も適正な投与時間、補液、支持薬を検討し統一した。そのレジメンは電子カルテのセット入力機能を用いて電子カルテ内へ登録した。さらに市販のデータベースソフトであるMicrosoft^<【○!R】>Accessを用いて管理システムを薬剤部独自で構築し、電子カルテ内のオーダリングシステムと連動させ、院内で運用することとした。 【研究成果】 統一したレジメン総数は100を超えており、これらはすべて電子カルテ内へ登録した。登録したレジメンは外科・消化器科が最も多く、次いで血液内科の順であった。それらレジメンは管理システムにも登録し電子カルテと連動させることで、個人計画書や基本レジメンの出力が可能となり様式も統一化することができた。また薬剤集計が瞬時に行えることから、取り揃え、発注業務の労力を大幅に軽減した。これからもがん化学療法の安全性の向上および業務の効率化に寄与していきたいと考える。
|