| Project/Area Number |
22934016
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| Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
健康・スポーツ科学
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
佐々野 笑行 長崎大学, 先導生命科学研究支援センター比較動物医学分野(動物実験施設), 技術職員
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| Project Period (FY) |
2010
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 2010)
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| Budget Amount *help |
¥250,000 (Direct Cost: ¥250,000)
Fiscal Year 2010: ¥250,000 (Direct Cost: ¥250,000)
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| Keywords | 硫酸バリウム / 止瀉剤 / エックス線透視 |
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| Research Abstract |
(研究目的)
小学校低学年の児童において、長期便秘傾向によるストレスが原因とされる胃潰瘍症例が報告されている。胃の撮像に硫酸バリウム(BaSO4)投与による二重造影法が用いられるが、児童における安全性が確立されていない。そこで、正常マウスと便秘傾向マウスにBaSO4を経口投与し、健康状態を比較検討した。
(研究方法)
ICR系雌マウス(体重約30g)を用い、下記実験を行った。
(1)0.005%止瀉剤を経口投与する群として、1日投与群(午前・午後)と2日投与群を作出
(2)(1)のマウスにBaSO4(0.3ml、空気5ml)を経口投与し、実験群とする
(3)BaSO4(同量)を経口投与する実験対照群
各群(n=5～8)、投与前後に体重、糞量、尿量、尿比重を測定し平均値を算出。BaSO4投与前の16時間は絶食し、BaSO4付着糞排出までの時間を計測した。
(5)マウスの全消化管を摘出し、観察及び撮影を行った。
(6)エックス線透視装置で、BaSO4投与0.5h、1.5h、3.0h、5.0h、7.0h、8.0h後に撮像した。
(研究成果)
1.止瀉剤1日投与 体重13%、糞量65%、尿量0.4%、尿比重1%減少
2.同2日投与 体重8%、糞量50%、尿量33.3%増加、尿比重0.4%減少
3.同1日+BaSO4 体重0.5%、糞量59.3%、尿量82%、尿比重0.5%減少
4.同2日+BaSO4 体重6.4%、糞量56%、尿量88%、尿比重0.7%減少
5.BaSO4のみの投与 体重9%、糞量82.2%、尿量90%、尿比重1.1%減少
6.BaSO4付着糞排出平均時間(分)BaSO4のみ:456分、止瀉剤1日+BaSO4:432分、止瀉剤2日+BaSO4:373分
止瀉剤投与は糞排出時間を延長し、便秘傾向マウスを作出できるとの予想に反し、糞排出時間が最も長いのがBaSO4のみ投与群との結果になった。さらに検討を加えたい。
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